新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

外務省アジア大洋州伊原局長

2014-07-02 09:35:56 | コラム
私はあの局長ではと不安になりました:

伊原局長は非常に重大な使命を帯びて北京に行かれたと思うのです。だが、テレビのニュースに出てくる表情には何らの緊張感も迫力も感じさせてくれないので、やや気懸かりなのです。

外務省の高級官僚とはあのようなものなのでしょうか。私にはテレビから聞こえた語り口でも穏やかなのは結構だと思うのですが、「何としても拉致被害者を取り戻そう」というよりも、飽くまでも忠実に与えられた使命を淡々として実行しているだけに見えてしまうのです。これは誤認識でしょうか。

特に「北朝鮮側の説明を持ち帰って政府に伝える」というのでは、何の決定権もないお使い奴のような交渉役だと聞こえました。意外でした。局長ではその程度でしょうかね。

私も民間で何度も眦を決して日本側の重要な得意先を説得しようと決意して、上司と会談に臨んだことがありました。その精神的負担と長時間の話し合いは淡々としてやっていられる性質ではありませんでした。勿論大声で切り出すような感情的になってしまうことはあり得ないとしても、外交官の折衝はあのようなものなのでしょうか。あれで北朝鮮を落とせるのでしょうか。

集団的自衛権の行使の閣議決定

2014-07-02 09:16:16 | コラム
今朝のマスコミ論調は予想に違わず:

2日朝はボンヤリと5時頃からテレビのニュースを聞いていた。先ず朝日新聞の社説が紹介され「暴挙を超えて」となっていた。予想通りで何の面白味もない。さらに出るだろうと思った大江健三郎がボソボソと反対論を述べている画面があった。これも新鮮味がなかった。東京新聞の社説も紹介されていたが聞いていなかった。

TBSは見なくても同じだと思って無視した。今朝は残念ながらテレ朝がW杯のサッカーの中継だったので8時頃までは見られなかった。しかし、首相官邸前のデモの様子はチャンと流していた。産経の社説や一面は紹介するまでもあるまい。

このメディアの報道の仕方では世論調査等を実施すれば反対という人が半分近くに達するのも無理はないと思わせられた。昨夜の安倍総理の淡々とした記者会見の語り方が、反対と思いたい人たちにどのように訴えるかが一寸気懸かりだった。反対と刷り込まれていれば総理がどう諄々と説かれようと、マスコミ論調に惑わされる人は絶えないと思っている。

我が国の文化に誇りを持とう

2014-07-02 07:53:48 | コラム
敗者に暖かく優しい我が国の文化を誇りに思う:

私は我がサッカー代表選手たちが一勝も出来ずに成田に帰ってきた時に、出ていった時よりも多くのファンが出迎えていた光景をニュースで見て「矢張り我が国の文化には世界にない優れた点がある」と再確認したし、誇りに思って良いと考えた。流石に選手たちは一様に硬い表情で声援に応えてはいなかったので、彼等の心中は察するに余りあるものがあった。

国を背負って試合をしてきた選手たちの労をねぎらう精神は我が国ならではのことではないか。

あの様子をミスをした選手を射殺した国と比較すれば、我が国の有り難さが良く解ると思う。選手たちはあの優しい歓迎を予想していただろうか。そして、昨日はザケローニ監督がイタリアに帰って行った。私は繰り返してあの監督の采配を批判してきた。その前に、敗戦の将は彼等の文化からすれば例外的だと思わせるような詫び方をしていたのが印象的だった。

空港には何人か知る由もないが彼の見送りの人がいたし、長谷部主将と内田が見送りに来ていた。ここで「たった二名か」という捉え方もあるだろうが、チャンと選手が見送りに行っていたことは評価して然るべきだろう。ここでも私は監督に対する礼儀と敗者に対する優しさを見出したのだった。矢張り我が国は良い国だったとザケローニ氏は理解して帰って行っただろうと推測する。

カタカナ語の氾濫を嘆く

2014-07-02 07:19:20 | コラム
これが日本語なのだろうか:

6月30日に何処の局だったか記憶すらないが、夕方のニュースの特集で新規開店の鶏の唐揚げ店を採り上げて報じていた。その語りのところを要約すると

「フライドチキンの店を新たにオープンし、店長がアルバイトスタッフを集めて目標を語った。『スパイシーでジューシーなフライドチキンを初日に3,000ピース売り上げよう』と」と。彼はオープンと同時に外に出て「フライドチキンの店が新たにオープンしました」と道行く人に呼びかけた」とでもなるだろうか。

私は「これが日本語として通用するのだから本当に怖い時代になった」と嘆き且つ怒っていた。さらに「恐らく我が国の学校教育で英語を学んできた人たちはこのカタカナ交じりを文章を英訳出来ないのではないか」とも疑っていた。大体からして、その前にこの文章を日本語に直さねばなるまい。

スパイシーは「ピリッとした」か「香辛料がきいた」で、ジューシーは「水分が多い」か「汁気たっぷりな」辺りかな。「アルバイトスタッフ」は「非常勤ないしは臨時従業員」かななどと考えていくと、カタカナ語にしたわけが何となく解る気がするなどと妙な気分になってくる。

そこで、ものは試しに訳してみると、

"KFC opened a new shop featuring spicy and juicy fried chicken. On the day of opening, manager of the shop delivered a speech to part-time waiters and waitresses to advise his plan to selling 3,000 pieces on the very first day. After the shop started, he went out to the street in front of his shop to announce the opening of the shop by the shop."

とでもなるのだろうが、この英文が良いか悪いかは別にして、現代のマスコミ人辺りに日本語に戻させれば一体どういう日本語になるのかと考えると、もっと空恐ろしくなってきたのだった