新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

集団的自衛権の行使の閣議決定

2014-07-03 07:52:34 | コラム
反安倍派派報道機関の論調に思う:

3日の産経では阿比留記者が一面で、例によって例の如き朝日と毎日の「暴挙」とする社説を批判していました。私としては、彼等リベラル派についてはこれだけ言えば十分でしょう。掲題は「リベラル派」でも良かったかも知れません。

私は今でも嘗て富沢元陸幕長が言われた「安保条約には我が国が襲われた時には先ず自衛隊が応戦する」のを覚えています。またアメリカがオバマ大統領となって以降「世界の警察官を辞める」であるとか「軍事予算の大幅削減」等の政策を打ってきた以上、一部消息通が指摘したようなアメリカに要請されずとも「集団自衛権の行使」は普通の選択だと思うのです。

情報源は明かさないのは当然でしょうが、ある筋から、TBSのある部長が私的な場で「何故あのような低俗で視聴者を扇動するような番組を作るのか」と問われて「貴方のようなインテリ層にある方を相手にしているわけではない」と語ったそうです。私はこれが大方のテレビ局、特にリベラル派の本音かと見なしています。

以前にも言ったと思いますが、某広告代理店も下らないCMばかり作っていることの意味を問われて、実質的に上記と同じことを言ったと聞いた記憶があります。我々はミーハーではないことを誇りに思っている間に、扇動され洗脳されている人たちが多くなってしまっているのかと憂いています。

次ぎに申し上げておきたいことは言わば衆愚政策です。私が言い続けてきたことの一つに、「東京にはレンホーや東国原に160万もの票を入れる都民がいる」があるのです。その人たちを対象にするように番組を作られ、一方では天下の良識を代表すると自負している某新聞が「安倍の葬式を出す」と言ってれば、数日前に自民党・高村副総裁が「説明不足だった」と言っていたような事態になるのは仕方がない気がします。だが、そうあってはなりますまい。

しかし、私も私がこうして交信している方々は言わば良識ある保守派であっても、どうやら残念ながら少数派のような気がしてなりません。しかもノーベル賞作家の大江健三郎先生が集団的自衛権を批判されれば、それはそういう方々の判断の基準になっていくのでしょうか。

私はマスコミが持て囃す流行歌手には見向きもしませんで、現在保釈の何のとテレビが騒いでいるASKA等は、今回あの逮捕があって初めて顔を見ましたし、歌を聴く機会を与えられました。聞かないで良かったと思いました。AKB何とかだのモモクロ何とかの実演には何万人も集まるのですから、その層を狙っているテレビ局等は容易に人心を扇動出来るのに不思議はないと思います。

私はかかる衆愚政策を推進している勢力は、「国のため」であるとか「国益」等を全く考えていないのだとすら考えています。私は進駐軍の初期の、我が国を弱体化させようとして採った政策が未だに生き残り、効果を発揮しているとは考えたくないのですが、その影響を受けているのがリベラル派だと思えてなりません。