元の英語に "a" が入っていると:
ここではまたカタカナ語の問題点を採り上げていく。名前を失念したが我が国の歌手で「レゲー」(=reggae)を売り物にしている者がジャマイカの駐日大使と面談していたニュースがあった。大使は明確に「ジャメイカ」と言っておられた。
Jamaicaを英語読みすると「ジャメイカ」である。細かいことを言えば「メ」にアクセントがあると思っている。ここで気になるのはカタカナ語化される時に "a" はほとんどがローマ字式に「ア」となっている点だ。それがどうのこうのとは言わないと既に何度も繰り返した来た。だが、もしも英語でお話になる機会があればご注意願いたいものだ。
先日、安倍総理がオーストラリアで講演された24分ほどの録音を聞く機会があった。総理は迷わず「オーストラリア」と言っておられた。あれは「オーストレイリア」である。しかしながら、我が国のカタカナ表記は「オーストラリア」と "a" を「ア」とする形に固定されている。しかも、オーストラリアの訛では「オーストライリア」と "a" が「アイ」となる所謂 "cockney" で発音する人が多い。
「ァ」とカタカナ表記をしている例は数多いので、あらためて幾つか採り上げておく。「パトリオット・ミサイル」は "patriot missile" で「ペイトリアット・ミスル」、"NATO" は「ネイトー」で「ナトー」ではないのだ。中には "Gary" を「ゲーリー」としたり、"major" を平然と「メジャー」としている例外もある。私はローマ字の有用性と効果を考える時に、ローマ字読みになってしまうのも仕方がないかと思って眺めている。
余談になるが、総理の講演は見事な英文だった。しかし、私には丁寧に低調に語られようとされたためか断定する口調を避けて謙ったような控え目な点がほんの少しだけ気になった。だが、揚げ足取りを許し願えば、何故周囲のお手伝いをした方々は「オーストラリア」を放置したのだろう。厳密に言えば相手の国名を不正確に発音していることになるのだ。
ここではまたカタカナ語の問題点を採り上げていく。名前を失念したが我が国の歌手で「レゲー」(=reggae)を売り物にしている者がジャマイカの駐日大使と面談していたニュースがあった。大使は明確に「ジャメイカ」と言っておられた。
Jamaicaを英語読みすると「ジャメイカ」である。細かいことを言えば「メ」にアクセントがあると思っている。ここで気になるのはカタカナ語化される時に "a" はほとんどがローマ字式に「ア」となっている点だ。それがどうのこうのとは言わないと既に何度も繰り返した来た。だが、もしも英語でお話になる機会があればご注意願いたいものだ。
先日、安倍総理がオーストラリアで講演された24分ほどの録音を聞く機会があった。総理は迷わず「オーストラリア」と言っておられた。あれは「オーストレイリア」である。しかしながら、我が国のカタカナ表記は「オーストラリア」と "a" を「ア」とする形に固定されている。しかも、オーストラリアの訛では「オーストライリア」と "a" が「アイ」となる所謂 "cockney" で発音する人が多い。
「ァ」とカタカナ表記をしている例は数多いので、あらためて幾つか採り上げておく。「パトリオット・ミサイル」は "patriot missile" で「ペイトリアット・ミスル」、"NATO" は「ネイトー」で「ナトー」ではないのだ。中には "Gary" を「ゲーリー」としたり、"major" を平然と「メジャー」としている例外もある。私はローマ字の有用性と効果を考える時に、ローマ字読みになってしまうのも仕方がないかと思って眺めている。
余談になるが、総理の講演は見事な英文だった。しかし、私には丁寧に低調に語られようとされたためか断定する口調を避けて謙ったような控え目な点がほんの少しだけ気になった。だが、揚げ足取りを許し願えば、何故周囲のお手伝いをした方々は「オーストラリア」を放置したのだろう。厳密に言えば相手の国名を不正確に発音していることになるのだ。