新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

オバマ大統領は戦後最悪か

2014-07-26 15:02:58 | コラム
貴方はGeorge Bush Jr.大統領の存在を忘れてはいませんか?

今週の水曜日の会合の後の喫茶店での二次会で、何時も個性豊かな意見を述べる会員が私に「貴方もオバマ大統領の能力そのものと併せて統治能力が史上最悪と言うが、それは間違ってはいないか。またはGeorge Bush Jr.の悪政をお忘れではないか」と語りかけてきた。やや虚をつかれた感があった。

彼は「確かにオバマ大統領は誰がやっても上手く行くはずがない時に、政治・経済・軍事・外交・防衛の「ど」が付く素人でありながら当選を果たし、その直後からリーマンブラザース・ショック等の事態をさらに悪化させた悪条件を背負った。そして、その事態への対応は全く不手際だったし、オバマケアもあの体たらくだ。だが、良く考えて頂きたい。イラクに侵攻したのは誰だったか。アメリカを史上最悪の不況に追い込む素地を造っていったのはどの大統領だったかについての意見が欠落してはいないか。

私はオバマ大統領が最善の選択ではないことに異論はない。だが、George Bush Jr.がオバマ大統領との対比での評価を問われれば、少なくとも「それ以上ではあり得ず、それ以下の評価をしても誤りではないかとも考えている」と言うのだった。

共和党派の会社に長くお世話になり、しかも在職時のオウナー・ファミリーの当主でCEOだったGeorge Wが、パパ・ブッシュとYale大学の同期生だったという親密な関係だったことの影響もあって、私はどちらかという前に明らかに共和党政権には点が甘かったと言えるとか、秘かに小さく反省していた次第だ。でも、オバマ大統領はふらつき過ぎだ。

カタカナ語零れ話

2014-07-26 08:35:17 | コラム
サンドイッチ談義:

コンビーフ・サンド   corned (corn)beef sandwich、
解説)我が国で「コンビーフ」と言えば(国分か野崎の?)梯形の缶詰を思い出す方が多いだろう。corn ないしは corned beef とは「塩漬けの脂肪分を排除した缶詰の牛肉」のことである。少なくとも私はそう思い込んでいた。

しかし、アメリカに頻繁に出張するようになり、一寸困ったことは土・日には自分で三食を高価なホテル外の何処かで自分で選んで食べねばならないことだった。そこで同僚に「美味である」と教えられたのがこのサンドイッチで、店も指定された。早速土曜日に出向いてみた。そして注文した。先ずは「パンは何を選ぶか」を訊かれるのは承知だった。シアトルでのことだ。

出てきたサンドイッチは想像を超えた大きなものだった。その昔にドン・マローニという人が上梓した「外人はつらいよ」(原題=It’s not all raw fish)というベストセラーがあった。これには「日本のサンドイッチはパン90対ハム10の比率であるが、アメリカではその反対」との指摘があった。アメリカのサンドイッチには馴れていた私にも、そこに出てきたのはコンビーフが100でパンは10にも満たない巨大なもので「これを食べきれるか」と不安になった。そして「外人はつらいよ」ノアの一節を思い出した次第だ。

しかも、コンビーフは文字通りの塩漬けの肉の塊で、国内で馴れていた缶詰のものとは大違い。薄い肉が何十枚?も重なっていて、辛うじて両手で持てる面積と重量だった。しかし、アメリカの食べ物には珍しく美味かった。だが、日本人の私にはこの半分で十分だった。これでは晩飯は抜いても問題ないと確信させられた量だった。何れにせよ、それからは方々で何度も食べた。私が知る限りではアメリカには缶詰のコンビーフは見当たらなかったのは何故だろう。

ルーベン・サンドイッチ   Reuben sandwich、
解説)実は、これはカタカナ語でも何でもない。アメリカで食べて上手いなと思わせられたもう一つのサンドイッチの話しだ。これも同僚に「コンビーフだけではなく、これもtryせよ」と聞かされたものだった。これで「ルーベン」と読むのだそうだ。実は、上智大学出身なるが故に?キリスト教に暗い私は、これが「JacobとLeahの長男」とは知らなかった。

だから、「リューベン」か「ルーベン」かも知らずに、「リューベン」では中国語の「日本のことか」などと一瞬思い込んでしまった始末だった。これはパストラミ、ザワークラウトにチーズが入ったサンドイッチだった。余り記憶は鮮明ではないが、東海岸では一般的なもので、シアトルでは食べた記憶もない。しかし、これもアメリカらしくない美味いものだった。

要するに、アメリカで美味いものとは材料(原料?)の味をそのまま活かした食べ物が良いであって、生半可に手を加えない方が無難だと言えると思う。だが、そうかと言って「アメリカの食べ物は不味い」という俗説には与さない。いや、それは嘘だと断言する。レストランの選択さえ誤らなければ、我が国との対比でも劣らないものが寧ろ我が国より安価で食べられると言える。不味いというのは、パック旅行などの経験者が言われているのかとすら疑っている。

余談になるが、ビーフ・ステーキ(=beef steak、ステイク)だって、これという食堂を選べば多少噛み応え(chewy)であっても、我が国の肉とは違う美味さが十分に味わえると確信している。これは経験上も言えることで、我が国よりも遙かに安いのだから「美味くない」という批判は不適切かとすら思う。矢張り、当方はアメリカには甘いのかな。

近頃気になるニュース

2014-07-26 07:00:16 | コラム
来年度予算が100兆円超え他:

*巨人がゼロ敗:
巨人嫌いの当方にとって良いお知らせだったのが昨25日に名古屋に10対0で負けたこと。今年は巨人のリーグ何連覇だったかは決定的だとは思うが、昨夜のような負け方は少しだけ気分を良くしてくれる。残念ながら負けた菅野は良い投手だが、解説の誰かが言っていたように変化球で外すだけの投手になってしまった感が深く、力一杯の速球を投げないのでは野球の面白さを消すし、迫力(とスリル)がなくなる。

*来年度予算が100兆円超え:
来年度の税収がどれほど増えるのかハッキリ報じられていないと思うのだが、これで果たして良いのかとやや気懸かりである。アベノミクスはこれまでに一定の効果を発揮してきたとは思うが、私には景気回復が本物とは思えないし、未だに原発再稼働を押し切れておらず、エネルギー源の輸入が増加の一途で、それ故の物価上昇を止め切れていないのは不安材料である。何とか言う規制委員会の在り方を見直す時期に来たのではないか。

*慰安婦問題:
UN如きに河野談話と我が政府の主張との矛盾を衝かれてしまった。一刻も早くこの矛盾というか河野談話を何とかする必要があるのではないか。朝日のような国賊的新聞の虚偽である主張を抑えて貰いたいと切に希望させられた。

*舛添都知事の朴大統領との会談:
あの大統領にあの何ともならない妄言を冒頭から切り出させて、あの会見に何の効果というか国益があったのだろうか。あの大統領が嬉しそうに切り出してきた顔を見ると、彼女には寧ろ「絶好の機会来る」と思わせていたのではないかとすら思わせられた。それでは大統領と都知事の双方にとっての「スタンドプレー」の機会を設定したのではないかとすら考えさせられた