BS朝日の「いま世界は」が採り上げたAIIB:
昨29日夜のこのテレビ番組を偶然に途中から見た。そこで話題に上っていたのが、かの”AIIB”で、ソフトブレーンの創立者だった宗文洲(Song Wen Zhou)が中華思想丸出しで嘉悦大学教授の高橋洋一(元財務官僚)と激論を交わしていた。宋が何を言うかはをここに敢えて採録の必要はないだろうが、参加しない方針を打ち出している我が政府を非難し批判し続けた。
高橋教授は穏やかに「このAIIB構想は最近になって急に飛び出してきた案件ではなく、ずっと検討されてきた。以前から中国側に理事会がどのような基準で運営されるかを照会してきた。だが、確たる回答がなくそれがなかった以上、参加は出来ないと表明してきただけ。貴方が言うようにアメリカ追随ではない」と何度も指摘していた。だが、宋は聞く耳持たず、議論が全く噛み合わないままに終わった。
宋の主張は「日本が参加しなければ世界から取り残されるし、今はAIIBは株主を募集しているのであって出資を募っている訳ではない。不参加では後悔することになる」と、言うなれば一方的に唱え続けたのが、私には興味深く聞こえた。即ち、周囲で誰がどう言おうと中国は覇権主義に基づいて行動し、それに世界がついてくるべきだと信じ込んでいることが、この我が国で起業した者にもしみ込んでいるのだ。
中国が出資金の大部分を占める理事会での決定に際して、巷間伝えられている習近平の虎まで撃つと表明し実行されている不正体質(収賄体質)にどう対処するのかというような意見が、司会者だったかゲストからだったか出るには出たように聞こえたが、それ以上討議されることなく話題が切り替わった。
この件には何らの知識がない私は、昨夜の討論は初めて聞く議論だったので、大いなる興味を持って聞いていた。だが、中国が主導権を持ちそうな組織では、どういう方向に向いていくかはおよそ想像がつきそうだ。だが、その懸念という疑問を中国側に真っ向からぶつけるのも極めて難しい交渉になるだろう。高橋説の「具体的な回答がない」のであれば、我が国とアメリカが踏み切らないのは普通だと思わせられた。
参加表明の期限は明31日だそうだが、アメリカの財務長官は昨日だったかに北京で李克強総理と会談しており、そこで参加を表明したらどうすると宋は言った。我がマスコミはオーすらリアまで参加に意向を表明したのでは我が国とアメリカがどうなると報じているのは、我が国と中国の何れの味方なのかと疑わせてくれる姿勢だ。成り行きに注目したい案件だ。
昨29日夜のこのテレビ番組を偶然に途中から見た。そこで話題に上っていたのが、かの”AIIB”で、ソフトブレーンの創立者だった宗文洲(Song Wen Zhou)が中華思想丸出しで嘉悦大学教授の高橋洋一(元財務官僚)と激論を交わしていた。宋が何を言うかはをここに敢えて採録の必要はないだろうが、参加しない方針を打ち出している我が政府を非難し批判し続けた。
高橋教授は穏やかに「このAIIB構想は最近になって急に飛び出してきた案件ではなく、ずっと検討されてきた。以前から中国側に理事会がどのような基準で運営されるかを照会してきた。だが、確たる回答がなくそれがなかった以上、参加は出来ないと表明してきただけ。貴方が言うようにアメリカ追随ではない」と何度も指摘していた。だが、宋は聞く耳持たず、議論が全く噛み合わないままに終わった。
宋の主張は「日本が参加しなければ世界から取り残されるし、今はAIIBは株主を募集しているのであって出資を募っている訳ではない。不参加では後悔することになる」と、言うなれば一方的に唱え続けたのが、私には興味深く聞こえた。即ち、周囲で誰がどう言おうと中国は覇権主義に基づいて行動し、それに世界がついてくるべきだと信じ込んでいることが、この我が国で起業した者にもしみ込んでいるのだ。
中国が出資金の大部分を占める理事会での決定に際して、巷間伝えられている習近平の虎まで撃つと表明し実行されている不正体質(収賄体質)にどう対処するのかというような意見が、司会者だったかゲストからだったか出るには出たように聞こえたが、それ以上討議されることなく話題が切り替わった。
この件には何らの知識がない私は、昨夜の討論は初めて聞く議論だったので、大いなる興味を持って聞いていた。だが、中国が主導権を持ちそうな組織では、どういう方向に向いていくかはおよそ想像がつきそうだ。だが、その懸念という疑問を中国側に真っ向からぶつけるのも極めて難しい交渉になるだろう。高橋説の「具体的な回答がない」のであれば、我が国とアメリカが踏み切らないのは普通だと思わせられた。
参加表明の期限は明31日だそうだが、アメリカの財務長官は昨日だったかに北京で李克強総理と会談しており、そこで参加を表明したらどうすると宋は言った。我がマスコミはオーすらリアまで参加に意向を表明したのでは我が国とアメリカがどうなると報じているのは、我が国と中国の何れの味方なのかと疑わせてくれる姿勢だ。成り行きに注目したい案件だ。