新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

アメリカとの交流

2015-03-04 08:29:48 | コラム
カリフォルニア州の在留邦人がSM氏に知らせてくれた他:

SM氏の一時帰国:
近頃SM氏は羽田に深夜に着く便で帰ってきている。その翌朝に電話をくれた。「私が紹介した頂門の一針の読者が『前田さんが二度も入院された』と読んだと知らせてくれたので心配で早速電話しました。具合は如何ですか」と言って。非常に有り難いことだと心から感謝して、あらためて現状を報告して、暫くぶりに電話で親しく語り合った。

残念ながら、私の現在の体調では代官山でも何処でもこちらから出向いてYM氏との3M Club の懇談会兼昼食会は出来ない。しかも、確定申告その他の急用のために帰ってきたSM氏は、6日(土)にアメリカに戻ってしまうのだそうだ。だが、電話ででも語り合えただけで十分で、またカリフォルニアに戻ってからアメリカの政治と経済の様子を知らせて頂けると有り難いとお願いした次第だった。

GL氏から近況と知らせてくれとの便りが:
GL氏は恐らく私の19年間のW社勤務の間で最も共に過ごした時間が長いだろうと信じる優秀な技術サーヴィス・マネージャーだった人。彼と2人で日本中の顧客の本社と工場を駆け回って品質の保証と何らかの問題が発生した時の解決に努力して、信頼関係を確立していったパートナーだった。その彼も10年ほど前にリタイヤーし、工場があるワシントン州ロングヴィユーで青少年教育のヴォランティヤー活動に勤しんでいる。

そのGL氏からSM氏の電話の直ぐ後にEmailをくれて、私の健康状態を気遣ってくれると共に「ワシントン州の外れに住んでいてはサッパリ情報が入ってこない我が国の経済情勢を君の視点から知らせて欲しい」と依頼してきた。有り難いことだと感謝して3度目の心筋梗塞に次ぐ今回の心不全の事と、跛行的にしか回復していないと私が見る日本経済の現状と製紙業界の不振を語るEmailを送信した。

一寸強調しておきたいことは、彼ほど日本市場に親しみ多くの友人知己を設けたのみならず鰻丼とヒレカツを心から愛したアメリカ人でも、住んでいる場所によっては、最早引退して20年を超える私に依頼せねばならないほど、我が国に関するある程度以上の次元にある情報の入手が困難だという問題だ。即ち、我が国からの英語による情報の発信量が少ないと言い切って良いと思うのだが、如何なものか。

換言すれば、私はアメリカのメデイアの対日関心度の低さと、多くの新聞が地方紙であるという現実を我が国多くの方々にもっと正確に知っておいて貰いたいとも言っているのだ。Longviewは精々人口が2~3万人程度の林業と製紙の町だ。「そこに発行される新聞がたとえアメリカの同盟国であっても、アジアの中の日本の記事を載せても誰が歓迎するだろうか」ということ。