新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

Englishではこう表現される

2017-03-12 14:53:06 | コラム
Englishではこのように言う:

いきなり本論から外れが、11日の夜だった何処かの局の池上彰の時間に「UNに加盟する193ヶ国中で162ヶ国が北朝鮮(DPRK)と国交を結んでいる。残る約30ヶ国は国交がない訳だが、その中に我が国とアメリカが入る」と語っていた。すると、12日のテレ朝のテレビタックルに登場した飯島勲が全く同じことを言っていたので、偶然の一致かも知れないが、この事実を知らない人は案外多いのではないかと思った。

同様に、実際にEnglishではこういう場合にこう言うのだといったようなことは、我が国の学校教育の英語で育った方には案外に知られていないのではなどと、今回は屁理屈のようなことを考えている。

“Have a seat, please.”
解説)「どうぞお座り下さい」でも「どうぞお掛け下さい」でも良いだろう。我が国の学校教育の英語では“Please sit down.”と教えているようだと経験的に考えている。これで決して誤りではないが、これを「プリーズ・シットダウン」と発音される場合が多いので困る。「シット」即ち“shit”だと、とんでもない言葉で“swearword”でもあるし、意味もとんでもないので、そうならないよう要注意だ。この言い方は他にもあり、“Please be seated.”でも良い。また“Take your seat.”などというのもある。なお“sit”は必ず「スイット」と発音するよう練習を積んで欲しい。

“Let’s sit down to have a rest. How about that?”
解説)「ここらで一休みしましょう。如何ですか」なのだが、“sit down”は必ずしも「着席」を意味していないと受け止めていた。「如何ですか」は他にも“How does that sound (like)?”などという気取ったような言い方もある。こう来たら“Sounds good to me.”などと答えれば良いし、勿論“Very good.”等というのもありだ。

“I’ll have him do the repair job as soon as possible.”
解説)「可及的速やかに彼に修理させます」という意味だ。「修理」か「修繕」を“repair job”のように言う人は多い。書き物ならば“writing job”だろう。なお、“job”は「ジョブ」と発音して欲しくない。辞書には発音記号は「ジャーブ」か「ジャブ」のように表記されているが、これで決してアメリカ式ではない。ここでの肝は“to have ~ do ~”である。“do”を入れ替えれば応用が利くという意味。

“This matter has a lot do with you in every point of view.”
解説)「この件はあらゆる観点からして君と大いに関係している」という一寸難しい表現だ。要点は”have to do with ~“にある。他の例文を作ってみれば“I don’t have anything to do with Toyosu negotiation with Tokyo Gas Company.”のように「私は東京ガスとの豊洲買収の交渉とは一切関係ありません」のようになる。

“You are kidding me.”
解説)この意味は「ご冗談でしょう」でも「からかっているな」でも良いだろう。簡単に“You are joking.”等という言い方もあるが、滅多にこういう解りやすい言い方はしないようだ。くだけた言い方では“You gotta be kidding.”とか“Don’t kid yourself.”や“Are you kidding me?”等という言い方もある。“Don’t fool yourself.”でも同じようなものだと思う。

“Have you ever heard of a word clockwise?”
解説)「クロックワイズという言葉を聞いたことがありますか」なのだが、“clockwise”とは「時計回り」のこと。即ち「右回り」である。その反対はアメリカでは“counterclockwise”で、Queen’s Englishでは“anticlockwise”となる。余談だが、“anti”はアメリカでは「アンタイ」と発音する場合が多いと思う。要注意だろう。