新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

3月15日 その2 勝って当然の相手だったキューバ

2017-03-15 09:18:31 | コラム
キューバの野球は質が低かった:

14日夜もPrime Newsを犠牲にして遅くまで野球を見ていた。いきなり本題から外すが、私は見ていて最も面白いスポーツが野球であると思っている。「最も面白い」を解析してみれば「草野球でもそれ以下の雑草野球でも、それなりに興味を持って見ていられる面白さがある」点が好ましいので、草サッカー(そんなものがあるのかな?)などはミスばかりで、腹立たしくてとても我慢してみていられないのだ。それにサッカーは点が入らな過ぎる点も面白くない最大の原因だと思うのだ。

あの2度目の対戦となるキューバ戦は試合開始前の閃きというよりも、少し理詰めに分析すれば「あれほど粗雑な野球を、特に投手が、するキューバには日本式の緻密な野球をする我が代表に勝てるはずがない」と判断していた。私は元々キューバ人の野球を我が親愛なるマスコミが強豪だの猛打などと持ち上げるほど、素晴らしいと思って見たことはなかった。その点は、我が国のNPBやMLBに高い前評判で流出していった者たちの実績が証明しているとも思っていた。簡単にいえば「力任せで粗雑」なのだ。

特に今回やってきたキューバ代表の投手たちの質が低かったのが、最大の敗退の原因だろう。我が国の投手たちのように投げ込み」とやらの練習法で緻密で精密な制球力を身につけて、相手打者の欠陥を「これでもか」とばかりについて行き、しかも仮令打ててもファウルボールにしかならない所にキチンと投げ込む能力がある投手はいなかった。皆が力任せか自分勝手に、相手を考えずに投球を組み立てている投手ばかりで、誰が出てきても変わり栄えしなかった。

打つ方も同様で、相手投手が何処を狙って投げてこようと「我関せず」とばかりに、目に物見せてやろうかと力一杯に振り回すだけなのだ。我が国で言う「テイーム・バッテイング」のように走者を進塁させようとばかりに、解説者が言う「反対方向にゴロを打つ」とかいう類いの工夫はしない。何処まで行っても個人の力量頼みの自己主張野球しか出来ないのだ。この戦法に出ると、我が国式の緻密な野球に勝つ為には余程優れた個人を集めた集団ではないことには、力で圧倒することは難しいのだ。

昨夜は少なくとも5回は抑えきってくれるはずだった巨人の「残念ながら良い投手だ」と巨人嫌いの私も褒める菅野の出来が悪勝った。球が上ずって思わぬ4失点で苦戦の様相を呈してしまった。私はキューバの投手たちでは何とか追い抜けるとは思って見ていたが、筒香が奮起したことと山田が漸く当たり出したことに加えて松田が振り逃げと内野ゴロエラーで出塁した幸運を腕で消すことなく得点に結びつけて勝ってくれた。

そこには「また打ったか」と驚かせてくれた小林の好調もあったが、あの代打で出た内川のライト方向のファウルフライをメサが捕ってしまったことが勝敗の分岐点だったと思う。私は外野からの本塁への送球の正確さでは我が国の外野手は世界的に最高の水準にあると思う。その点ではデスパイネなどは打つには打つが、あの弱肩が失点の原因となっていた。あの場面で好調の小林を引っ込めた小久保の判断に驚いたが、メサの捕球もビックリだった。

結局は野球の質が高く緻密な方が勝ったのは大変結構だった。余談だが、私は昨夜ホームランを2本も打った山田哲人を未だ信用していない。1回裏のホームランも高目の投球だったし、2本目も内川の犠牲フライで追い抜いた後のことで、「肝腎さ」の度合いでいえば内川の方が厳しい局面で打ったのであり、山田は追い打ちだっただけで、言うなれば「勝利打点」ではないのだ。彼には未だ本当の意味での「勝負強さ」が備わっていないと見る。

15日夜の対イスラエル戦の予想はしない。それは、イスラエルを一度も見ていないからだ。試合開始前の閃きまで待ちたい。最後に英語の講釈を。“Israel”と書いて何故か「イズリアル」という発音になるのだ。


困ったもんだよ、民主党とテレビ局

2017-03-15 08:16:55 | コラム
困ったものは偏向したテレビ局かも:

15日の朝も何処の局だったかが「これでもか!」とばかりに民進党の代議士が「稲田防衛大臣は辞任せよ」と大声で喚いているところを映し出していた。それを聞いていた家でさえ「騒ぐべき対象が違っているのではないか。9億円が1億円になってしまった国有地の払い下げ問題が核心だったはずなのに、何を時間を無駄をしているのか」とサラッと批判したが、尤もなのである。困ったものなのである。

現在の世界と国内の情勢はこんなことに国費を使う国会で時間と税金の浪費をしている時期ではないだろう。だが、流石の私も稲田防衛大臣の不手際には救いがたいものを感じてはいるが、安倍総理もここは何としても無事に切り抜ける他あるまい。

言うまでもないが、中国の露骨な我が国を標的とした南下作戦や軍備費の増加に如何に対処すべきかや、北朝鮮のICBM対策をどう進めていくかを国会で真剣に討論して貰いたい時期であるはずだ。それを声高に誇らしげに揚げ足取りを野党の様子をこれでもかと流すのだから、テレビ局の偏向も好い加減にして貰いたくなる。習近平がトランプ大統領に会いに行くのも看過出来ない事件?ではないのか。

それだけではない。まるで芸能ネタのようにサウジアラビアの国王が来日されて何台の外車のハイヤーを使われたとか、随行員が待ち買い物に出たのを追いかけているのもピンぼけであろう。WBC野球で勝った勝ったと騒ぐのの結構だが、もう少し現在の世界情勢の急速な変化とそれらが我が国に及ぼすだろう影響辺りをキチンと採り上げて解説しても良いのではないかと思わせられている今日この頃だ。尤も、野党とマスコミを批判してみても何の役にも立たないとは承知しているのも虚しいが。