新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

偏向した野党とマスコミ

2017-03-18 15:23:10 | コラム
何度でも言うが籠池問題や稲田防衛大臣攻撃に時間を費やしている時か:

長い題名になってしまったが、野党の居丈高な安倍総理を寄付の有無で攻撃する姿勢には嫌悪感を覚えるし、稲田防衛大臣を嘘つきだの隠蔽だのと言って責め立てるのはさぞかし快感だろうと思う。だが、私は今や我が国の国会がかかる事案で時間を空費している場合ではないと思う。マスコミと言うか各テレビ局もその偏向する姿勢を如実に表して、野党のバックアップに専念して、籠池某氏の何処までが真実か現時点では不明な総理の100万円寄付問題をここを先途と取り上げて報じている。

野党は何が何でも稲田朋美防衛相をあらゆる揚げ足を取って責め立て非難して辞任に追い込み、安倍内閣の印象を悪くして何時襲ってくるかもしれない解散に備えて、予防の姿勢を整えている気かと疑わせてくれる。私は民進党の代議士と参議院議員たちの居丈高な質問の仕方と大声さえ立てておけば、それだけ彼らの支持者のみならず罪な気一般の有権者たちも「そうだ、安倍内閣はよろしくない」とか「稲田朋美防衛相は辞任すべきだ」とも思ってくれるかと信じているかの如き姿勢が汚らしく且つ下品であり、あんな連中を選んだ一部の国民の方をあらためて非難したい。

このような偏向した報道姿勢のために、折角初来日されたテイラーソン国務長官との総理以下のとの会談の内容など何処かに消し飛ばされてしまった感があったのは誠に遺憾である。それだけではない、我が国を取り巻く中国の飽くなき軍備の拡張ぶりや今年度の成長目標を6%と低く設定した経済の不安な様子や、DPRKのUNが何を言おうと無視し続ける姿勢とミサイルと核兵器の開発を継続する金正恩政権の無軌道振りは籠池問題や稲田朋美防衛相への攻撃が、如何に彼らが物事に優先順位をつけるかの判断能力が欠如しているかをイヤと言うほど示している。

アメリカのトランプ大統領の政治姿勢も決して看過していられない。彼はあくまでも我が国からの自動車輸出を標的にする気のようで、トヨタにアメリカでの現地生産を増やせと要求したというではないか。これほど現状と歴史認識が欠如した奇妙な行動はあるまい。安倍総理も豊田社長もトランプ大統領に「殿、貴方のご認識は誤っています」と何度でも機会を捉えてご進講申し上げた方が良いだろう。言われたままで放置すれば、彼らアメリカ人の思考体系では「ほーら見ろ。日本側が認めたではないか」となってしまう危険性が極めて高い。言うべきことは躊躇わずに言っておくことが肝腎だ。

もっときついことを、間違っているかもしれないことを恐れずに言えば「不動産業の世界で育ってこられたトランプ大統領には原材料をコストを考えて加工して製品にして、十分な利益を取って世界中の競争相手(competitorと言う)を打ち負かして販売するような製造業の実態というか、大変さが未だお解りではないと疑っている。不動産業の世界の世界のようにその都度の一発勝負とは、同じようにビジネスと言ってもでも大いに違うのだ。何れ、もう少し時間がた経てば理解度は進むだろと希望的には考えるが、現状では研修中としか思えない。今のうちに言うべきことを言っておくべきだろう。頼みますよ、外務省さん。貴方たちは安倍総理を支えて差し上げるべき立場にいるのだと思うのですが。