新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

Englishの表現集

2017-03-17 07:44:10 | コラム
如何にもEnglishらしい表現:

“We are willing to change plan, if a need be.”
解説)「もしも必要があれば、我々は計画変更を厭わない」という意味。ここでは“willing”という少し聞き慣れない言葉が肝腎で、「厭わない」とか「そうする気がある」とか「そういう準備が出来ている」といった意味で使う。何時だったか、工場で“We are willing to take the down time.”と幹部に言われたので、「マシンを停止する気がある」のかと思ったが、「止めるのも厭わない」と解説されて安心した。

“I have not seen much of him, these days.”
解説)英語独特の言い方だと思う。「近頃余り彼を見かけない」という意味になる。“much of”が肝だが、面白い言い方だ。以前にも使ったかも知れないが、“He is not much of a salesman.”と言えば「余り大したセールスマンではない」となる。

“Haven’t we met?”
解説)実は一寸恐ろしい言い方で、「前にお目にかかっていませんでしたか」という意味になる。初対面だと思って名刺を出して挨拶した時にこう言われたら恥をかく。反対に、確か以前何処かであったことがあると思った時にこのように言えば良い。「会っていない」と言われたら何と言うべきか考えておくと良いだろう。

“What on earth are you up to now?”
解説)「一体全体、今何をやろうとしているのか?」という一寸厳しい問いかけだ。「今やろうとしていることが違うだろう」という指摘。“on earth”は強調する言い方で、ここでは「一体全体」としてみた。“up to”も慣用句みたいなもので「~をしている」という場合に使える。“What on earth are you doing?”で「何を一体やっているのか?」となるのは言うまでもない。

“I am trying to think.”
解説)「考え中」とでも訳せば良いだろう。“try”は単に「試す」という意味だけではなく、「~しようとしている」と言いたくて使われるようだ。同様に“I’m trying to remember.”と言えば「思い出そうとしている」か「記憶にあるあるかな」と言いたい時に使える。

“It is not my true wish to see him fail.”
解説)「彼が失敗することを願っている訳ではない」というか「彼の失敗を心から望んでいるのではない」とでもなるだろうか。“true wish”という表現が面白いと思うので採り上げてみた。

“It appears to me it is only your wishful thinking and is not realistic.”
解説)「それは君の希望的観測のようであり、現実的ではない」なのだ。“wishful”はジーニアス英和には「現実よりも願望に基づいた」と「人が〔・・・を〕切望している」とある。それに“thinking”を付けられたので「希望的観測」だと指摘されたと解釈した。誰に?アメリカ人にだった。