新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

10月20日 その2 台風20と21号に備えたのか

2019-10-20 14:53:01 | コラム
本日の小さな驚き:

本20日の11時過ぎに明日の朝食用の食パンを買いに、道路の向かい側のマイバスケットに行った見た。狭い店内には客は疎らだったが、カップ麺と箱入りの即席焼きそばのかなり大きな棚の前を通過して驚いた。完全に空っぽなのだったのだ。19号の2日前に行った時には食パンと菓子パンの棚が売り切れ状態だったが、今度は麺類に順番が回ってきたようだった。確かに天気予報は二つの台風の発生を指摘したが、食料品を備蓄せよとまでの警告は聞いていない。

確かに19号の災害は都内というか23区内にも及んでいたが、それは多摩川沿いの所のことで、幸いにもここ新宿区ないで被害を被ったという話も聞いていない。それにも拘わらずこの時点でこの買い占め振りである。レジ係の韓国人と思しき青年は「朝から皆が買っていきました」と言っていた。既に指摘したが、新宿区は都内で最も高い場所であり、ここ百人町・大久保付近には川は流れていないのだ。神田川は1 km以上も離れた高田馬場の早稲田通りの方角にあり、しかも低地を流れている。それでも用心しようという慎重さが普及したようで、一寸した驚きだった。

ところで、カップ麺類を準備して置いたとしても、停電するか断水となれば宝の持ち腐れになりはしないか。予め用意するならばミネラルウォーターを段ボール箱と買い置きするか、岩谷産業の卓上コンロとガスボンベではないのかな。現に19号の襲来前にはボンベは売り切れていたと聞いていたが。

国際情勢に思う

2019-10-20 10:49:45 | コラム
トランプ大統領の再選はあるのだろうか:

毎日のニュースを見たり聞いたりしていると、余りにも予期せざる新規の情報や変化が方々で起きていると知らされるのだ。特にアメリカのトランプ大統領を弾劾しようという民主党の動きなどは、最早アメリカとの日常的な接触がなくなった私には容易について行けないし、クルド人対トルコの問題なども繰り返して専門家の解説を聞かないことには理解も認識も出来な点が多々あるので驚かされるだけだ。トランプ大統領の行くところ常に風雲を巻き起こしているなと感じている。

また、髪振り乱したとも形容したいようなUKのジョンソン首相のBrexitの政策なども、一体何時になればどのように落ち着くのかと不思議な関心を持って見つめている。また英語かと言われそうだが“to get nowhere”という表現を思い出せてくれた。この案件の決着次第では我が国の産業界にも大いなる影響が及んでくるのだから「ジョンソン様何とか早期に結果をお出し下さい」とでも遠くからお願いでもするかと密かに考えている。

私が最も注意する問題は何も上記のものだけではないのだ。矢張り最も深い関心を持ってしまうのがアメリカとトランプ大領の再選があり得るのかと、弾劾の調査が如何なる所に落ち着くかである。木村太郎氏はトランプ大統領の当選を予告していた数少ない専門家の1人だが、トランプ氏の再選もあるとまで断言しておられる。私は我が国でこれまで見てきた限りでは、政治家の立候補の際の公約などは偶にはその通りとなる程度ものだと認識してきたが、トランプ氏は独断専行と言われようと何だろうと着々と実現されてきた大統領である。その点からも岩盤の40%支持層以外の支持を確保しておられるようだ。

その支持基盤の確保の為に掲げられた「アメリカファースト」と「アメリカを再び偉大に」の大スローガンの下に経済は安定し雇用も着実に増加してきたし、中国も確かに経済成長率が鈍化したし、金正恩委員長とも会談を重ねられてDPRKのCVIDにも邁進されたし、FRBも利下げを実施したし、我が国をも含めて多くの国との貿易協定もトランプ大統領の意のままに改訂されたし、TPPからも脱退されたし、パリ協定だからも離脱されたし、イランとの核合意も離脱された等々の実績を残されている。民主党が色々と手を尽くして再選を阻もうとするのも無理もないと思う。

私はトランプ大統領が打ち出される政策の根底に流れているものは、専門家の方々が指摘される「ビジネスマンだから」であるとか「デイールをお好みだ」というような点は確かにあるとは思う。だが、その更に深い底にある信念というか価値判断の基準は「ドナルド・トランプファースト」(=「再選ファースト」)であり、「アメリカ乃至はトランプ氏自身にとって損か得か」という非常に厳格且つ絶対に譲れない線が厳然としてあると思っている。それは、例えばシリアからのアメリカ軍撤退は「損得勘定が優先された」という専門家がおられる辺りに現れていると見ているのだが。

ビジネスマンだったと言われるトランプ大統領は選挙公約にも掲げられてきた「貿易赤字の解消」の為の手というか、政策は確かに方々で講じられた。その結果が関係する諸国の経済や景気にどれほどの影響を当たるかに対する大統領の関心は薄いのでないかと思わせられる場合もある。だが、公約である以上実行されて支持層に対しては十分に訴える効果を発揮していたと思う。中国もトランプ大統領との貿易戦争に疲れたのか、大量の穀物の輸入持ち出して大統領を満足させたが、これまでに中国が国際的な経済的な約束をどれほど遵守してきたかを思う時に「眉唾かな」とも思わせるし、トランプ大統領の足下を見たかなとも疑いたくなる。

私はトランプ大統領を批判しているかの如くに聞こえるだろう事を言ってきたかのようだ。だが、今ここで私がトランプ大統領を批判しても何の意味もないことなのだ。私は恐らく木村太郎氏が予言されたようにトランプ氏の再選の確率は高いと思っている。それはドナルド・トランプ氏は再選されんが為に独断専行と批判されようと何だろうと、側近を次から次へと切り捨てられているなどと非難されようと、着々と公約を「アメリカファースト」と「再び偉大に」の為に実行されてきたのだ。

私は1期目の在任中に果たされた公約の実行が、目指してこられた当選2期目に入った時にアメリカそのものと、関連する世界に如何なる影響を与えるかと、如何なる結果を出すだろうかが問題であると思っているのだ。それがあれほど多額な赤字を生んでまでも経済的な関係を続けてきた中国との間柄がどうなっているかであり、核合意から脱出したイランとの関係がどうなっているのかであり、我が国をも含めた対アメリカ貿易に依存してきた諸国の産業界がどのようになっているであり、DPRKの非核化が如何なる状態になっているか等々である。

これらの諸問題が1期目内には結果が出てくるとは思えないのだ。更に言えば、もしも民主党が左寄りと言われる候補者を立てて政権を奪回した場合に、トランプ政治の足跡をどのように辿るのか、またはトランプ大統領がオバマ大統領が残された実績を全て消し去っていったような手法を採るかのかも考えておかねばなるまいと思う。我が国だけの影響を考えても、クリントン政権は貿易面だけでも我が国に対して実につれなかかったのだった。故に、トランプ政権の継続の方が望ましいと飛躍的なことを言いたいのだ。

即ち、ここでトランプ大統領の批判などをするのではなく、トランプ大統領が再選された際に如何なるスローガンを打ち出され、如何なる手法で、どのような補佐官陣の構成で、アメリカを何処に持って行かれたいのかが私の関心事なのだ。