総理大臣就任後間もなく3ヶ月だと思うので:
100日の蜜月期間とやらがあると聞いていたので、私は菅内閣総理大臣の批判は避けると述べてあった。だが、組閣直後の印象では「菅義偉という方はロールシャッハテストにかけると、最も簡単に見えやすい図柄から見出す型では」とだけは指摘しておいた。そして、この約3ヶ月の間には前任者の頃にはなかったような一筋縄ではいかないだけではなく、二者択一的且つ二進法的に果断に判断して決めた行かねばならないような難問が次から次へと襲ってきているのだった。
私はその様子を7年8ヶ月もの間官房長官を立派に務められ、安倍内閣の裏も表も知り尽くされた希代の政治家に成長された事と、難問に直面されて一刀両断、唐竹割り式に決断される事とは別問題ではないかとだけは言って置いた。事実、これは「エイヤッ」と決めることではないが、アメリかでは大統領選挙の結果が複雑となり、何時アメリカまで飛ばれて新大統領と親交を結ぶ切っ掛けにされるかの見通しが簡単には立たなくなった。それよりも何よりも、如何にして征服するかの先例がない、コロナウイルスの有効な感染対策を打ち出すという件が一大難問となってきたのだった。
目下の最大の課題と見えるのが、新型コロナウイルスの感染の状況がこれまでになかったかの如き言わば第3波の勢いで北海道と大阪を襲い、東京都でも毎日の感染者数が言うなれば「過去最高記録的」だという芳しくない状況なのだ。それと、言わば同時進行で首相の肝いりの「Go to トラベル」が感染拡大の一因ではないのかとの議論が噴出する事に加えて、尾身分科会長は「Go to」の一時停止を進言し始めているのだ。北海道と大阪には自衛隊の出動まで依頼され、佐藤正久参議院議員は「自衛隊は便利屋ではない」とまで声高に指摘してしまった。
そこに東京大学からは「Go to」を利用して旅行に出た人と、利用しなかった人たちの間では感染率が利用者の方が2倍になっていたという調査結果を発表されたのだった。悪い材料だったが、首相は「Go to」を停止される意向はないようだった。それに加えて、この東大の調査報告の評価を訪ねられて官房長官、厚労大臣、西村大臣、国交大臣が口を揃えて「査読が終わっていない」と言って答弁を回避してしまった。私にはこれでは総理から口止めされたと言っているのと同じであるかのように聞こえた。閣内の言論統制が厳しいのではと思いたくなった。
私が見るところでは、菅義偉内閣総理大臣に迫っている新型コロナウイルス制圧作戦に関する決断は、ロールシャッハテストで見えるような簡単な図形ではなく、二進法的に快刀乱麻を断つが如き指示と指令ではないのか。即ち、「Go to」の一時停止であるとか、都道府県の境を超えての旅行の自粛要請等ではなく、思い切った短期間でも良いから法的な罰則を伴う不要不急の外出禁止令の発動であるとかいうような、国会を開いての特措法の緊急改正等の手法である。その為に休業補償なり何なりが必要ならば、それなりに予算措置を講ずれば良いのだ。
同時に、外食外飲業界に補償する事よりも遙かに重要な決断は「病院から個人の医院やクリニックへの補償」である。誰かが述べていたが、コロナウイルス専門に転じた病院が看護師さんを募集するならば、月額50万円では誰も来ないだろうという状況下では、医療従事者の給与については臨時に立法と予算措置さえ必要ではないかと思っている。これは「Go to」の一時停止などよりも遙かに重要な総理大臣の決断ではないかと思うのだ。言いたいことは「総理には決断を要する案件が眼前に迫っているのではありませんか」なのだ。
私は菅総理に「今こそ官房長官時代に蓄積された膨大な経験を基に、この難局を乗り切る為の決断を下されたい」と願うものなのだ。大きな決断を下された後の実務段階は、あの査読問題で発言を逡巡していた大臣たちを督励されて「安心して実務に励め。責任はこの総理大臣である私が取る」と権限を委譲されれば、彼らも安心して働いてくれるだろう。
100日の蜜月期間とやらがあると聞いていたので、私は菅内閣総理大臣の批判は避けると述べてあった。だが、組閣直後の印象では「菅義偉という方はロールシャッハテストにかけると、最も簡単に見えやすい図柄から見出す型では」とだけは指摘しておいた。そして、この約3ヶ月の間には前任者の頃にはなかったような一筋縄ではいかないだけではなく、二者択一的且つ二進法的に果断に判断して決めた行かねばならないような難問が次から次へと襲ってきているのだった。
私はその様子を7年8ヶ月もの間官房長官を立派に務められ、安倍内閣の裏も表も知り尽くされた希代の政治家に成長された事と、難問に直面されて一刀両断、唐竹割り式に決断される事とは別問題ではないかとだけは言って置いた。事実、これは「エイヤッ」と決めることではないが、アメリかでは大統領選挙の結果が複雑となり、何時アメリカまで飛ばれて新大統領と親交を結ぶ切っ掛けにされるかの見通しが簡単には立たなくなった。それよりも何よりも、如何にして征服するかの先例がない、コロナウイルスの有効な感染対策を打ち出すという件が一大難問となってきたのだった。
目下の最大の課題と見えるのが、新型コロナウイルスの感染の状況がこれまでになかったかの如き言わば第3波の勢いで北海道と大阪を襲い、東京都でも毎日の感染者数が言うなれば「過去最高記録的」だという芳しくない状況なのだ。それと、言わば同時進行で首相の肝いりの「Go to トラベル」が感染拡大の一因ではないのかとの議論が噴出する事に加えて、尾身分科会長は「Go to」の一時停止を進言し始めているのだ。北海道と大阪には自衛隊の出動まで依頼され、佐藤正久参議院議員は「自衛隊は便利屋ではない」とまで声高に指摘してしまった。
そこに東京大学からは「Go to」を利用して旅行に出た人と、利用しなかった人たちの間では感染率が利用者の方が2倍になっていたという調査結果を発表されたのだった。悪い材料だったが、首相は「Go to」を停止される意向はないようだった。それに加えて、この東大の調査報告の評価を訪ねられて官房長官、厚労大臣、西村大臣、国交大臣が口を揃えて「査読が終わっていない」と言って答弁を回避してしまった。私にはこれでは総理から口止めされたと言っているのと同じであるかのように聞こえた。閣内の言論統制が厳しいのではと思いたくなった。
私が見るところでは、菅義偉内閣総理大臣に迫っている新型コロナウイルス制圧作戦に関する決断は、ロールシャッハテストで見えるような簡単な図形ではなく、二進法的に快刀乱麻を断つが如き指示と指令ではないのか。即ち、「Go to」の一時停止であるとか、都道府県の境を超えての旅行の自粛要請等ではなく、思い切った短期間でも良いから法的な罰則を伴う不要不急の外出禁止令の発動であるとかいうような、国会を開いての特措法の緊急改正等の手法である。その為に休業補償なり何なりが必要ならば、それなりに予算措置を講ずれば良いのだ。
同時に、外食外飲業界に補償する事よりも遙かに重要な決断は「病院から個人の医院やクリニックへの補償」である。誰かが述べていたが、コロナウイルス専門に転じた病院が看護師さんを募集するならば、月額50万円では誰も来ないだろうという状況下では、医療従事者の給与については臨時に立法と予算措置さえ必要ではないかと思っている。これは「Go to」の一時停止などよりも遙かに重要な総理大臣の決断ではないかと思うのだ。言いたいことは「総理には決断を要する案件が眼前に迫っているのではありませんか」なのだ。
私は菅総理に「今こそ官房長官時代に蓄積された膨大な経験を基に、この難局を乗り切る為の決断を下されたい」と願うものなのだ。大きな決断を下された後の実務段階は、あの査読問題で発言を逡巡していた大臣たちを督励されて「安心して実務に励め。責任はこの総理大臣である私が取る」と権限を委譲されれば、彼らも安心して働いてくれるだろう。