新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

選手と監督、どちらの問題か

2019-11-20 07:46:55 | コラム
ベネズエラに惨敗したサッカー:

前半が終わったところで「これ以上見る価値無し」と思ってPrime Newsに切り替えた。あのままでは後半にもっと取られて10対0にでもなるかと本気で心配させられていたからだ。試合開始前に縦列に並んだ顔ぶれを見て知らない者が多いので、森保監督は何を考えているのかと出鼻を挫かれてしまった。後で聞けば「前回の試合から8人も入れ替えた狙いが底上げの為」だったそうだが、結果としては底上げどころか選手層の薄さと監督が招集した二線級の質の低さをイヤと言うほど見せつけてくれただけに終わった(いや、終わりかけた)。

もうこれ以上言いたいことも言うべきことすらない試合だった。FIFAのランキングで我が方よりも上でしかも南アメリカの国の代表を相手にして、あの顔触れで試合をしようというのは非礼ではないかと思わせられた。私は未だ森保監督という人物の力量を信用するに至っていないので、あの選手起用で益々イヤになってきた。だが、試合に出された選手たちにも気の毒な面があると思う。それは、日頃からあの顔触れで試合形式の練習はしていなかっただろうから、息がまるで合っていなかったのも無理はないと言って上げたい。だが、下手だと言われても弁解の余地はあるまい。

特にウンザリとさせられたのが1点目を取られた時の左側のバックの守りだった。あのような古典的な2度の切り返しにむざむざと抜かれて綺麗にセンターリング(これは昔の表現である)を上げさせたのには「何をやっているんだ」と叫びたくなってしまった。しかもゴール前ではあのハットトリックとかを達成したロンドンとやらと誰も競り合っていなかった。2日続けての病院通いで精神的にも疲労していたのを何とか堪えてみていた緊張が、あの失点で切れてしまった

森保君に代表とオリンピックと両方の監督をやらせようという協会の意図は、強行ではないいのかと思わせてくれた短期間に3試合もやらせれば、こういう結果が出てくるものだという負の評価をされる結果となって現れたと思う。選手層の薄さも、野球の代表が西武の首位打者の森と本塁打王の山川、ソフトバンクの千賀と柳田を欠いても優勝してしまったのと比較すれば、これでもかと言われそうなほど証明してしまったのではないか。色々な意味で誠に残念な負け方だった。



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