岸田翔太郎政務秘書官が辞職:
“Better late than never.”は私の好みであり、これまでにも度々使ってきた表現である。意訳すれば「手遅れになる前に手を打てて良かった」か「何もしないよりはましだ」辺りになるかと思う。
週刊文春砲が炸裂したのは25日(木)だったし、「だが、この度のご長男が巻き起こして一件は、上記の一家の長としての父親が果たすべき役割の中に入れて、『きつく叱った』で済ませて良い事なのかという気がする。世間はどうやらこれだけでは『甘い』と判定する風向きになっているようだ。」と私が述べたのは27日だった。
その際に言わなかったことは「岸田総理はこのまま国会で答えたように『厳しく叱った』だけて済まそうとする気ならば、ご長男は野垂れ死となる危険性が高い」だった。現に、朝日新聞の世論調査では合計70%以上が「宜しくない振る舞い」と答えていたようだ。私は「岸田総理は週刊文春が取り上げた時点で即断即決すべき事案だ」と見ていた。だが、マスコミ報道から知り得ただけの印象では「岸田文雄という方はそういう人柄ではないのでは」と考えている。
岸田総理は25日の時点で「野党が騒ぎ立て、世論も否定的な方向になる」と読んでおられなかったのかと、不可解なことだと思っていた。古い言い方に「泣いて馬謖を斬る」というのがあるではないか。あの件は親としても総理大臣としても庇うべき問題ではなかったと見ている。朝日新聞に世論調査される前に決断しておかれた方が良かったのではないかと思う。
折角G7が成功だったと評価され、支持率も上昇傾向にあったときに、麻雀でいう「ツキを腕で消す」のように、ご自身の決断の遅さがマスコミの報道するように解散の時機を逸しただろうし、支持率も右肩下がりになったではないか。「事実上の更迭」と報じられた翔太郎氏ご当人はどのように感じ取っているのだろうかが知りたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます