当分の間は黙って見守っていくしかないと思う:
トランプ大統領の近頃の政策というか、言動というか、主に外交面の作戦には従来通りの全く予断を許さない(unpredictableと形容されてきた)振る舞いが多く、賛否両論というか毀誉褒貶相半ばすという傾向が見えると思う点が多々ある。私には英語で言う “play it by ear”的だなと形容したくなるような感がある。これは英辞郎には“楽譜なし[暗譜で・聞き覚え]で演奏する、即興[ぶっつけ本番]で行う、その場の状況に合わせてやる”という解釈が出ているが、私はその通りかと見ている。「出たとこ勝負」と言っても良いだろう。
しかしながら、反トランプ派のアメリカの報道機関は「中間選挙対策」であるとか「公約した通りで、ラストベルトのプーアホワイト以下の労働者層を意識しての作戦」と言って表しているようだ。ではあっても、私はその底流にあるのは矢張り「アメリカファースト」であり「アメリカを再び偉大に」の2大スローガンであると思って見ている。それが高率の関税賦課政策が示すような保護貿易指向であると見えるのかも知れない。一説には「彼がやることには全て『金』が絡んでいる」というのもある。
だが、その「ぶっつけ本番」と揶揄されるような政策を打ち出されても、国内の景気は安定しており、支持率も50%に迫っているのであるから、やれプーテイン大統領に取り込まれたようだとか、金正恩委員長に騙されたようで朝鮮半島の非核化の具体的なものが一向に見えてこないではないか等の批判派無用であるような気がするのだ。
私は上記のように「出たとこ勝負」に見えても真底には確たる信念が厳然として存在し、時と場合によって「ぶっつけ本番」になっているだけかと、寧ろ好意的にすら見たい気がするのだ。故に、当分の間はあれこれと批判することなく黙ってトランプ流の政治がどのような成果を挙げていくかを注視していれば良いのだと考えるようにしている。
但し、そのぶっつけ本番の政策の中には「我が国からの輸入自動車の関税を25%に引き上げよう」などという明らかに見当違いで我が国にとって不利益としか考えようがない案件もある。そういう事案に対しては、成り行きを見守るのではなく、然るべき場を設けて「そこには誤解も誤認識もあります。是非再検討なさるように」と対立と論争を怖れることなく、申し入れていくべきだと思う。既に申し入れは行われたとの報道もあったが、兎に角アメリカが相手の交渉ごとでは「沈黙は絶対禁物であり、反論しない限り、受け入れられた」と理解されてしまうのだと肝に銘じて事に当たるべきなのだ。
トランプ大統領の近頃の政策というか、言動というか、主に外交面の作戦には従来通りの全く予断を許さない(unpredictableと形容されてきた)振る舞いが多く、賛否両論というか毀誉褒貶相半ばすという傾向が見えると思う点が多々ある。私には英語で言う “play it by ear”的だなと形容したくなるような感がある。これは英辞郎には“楽譜なし[暗譜で・聞き覚え]で演奏する、即興[ぶっつけ本番]で行う、その場の状況に合わせてやる”という解釈が出ているが、私はその通りかと見ている。「出たとこ勝負」と言っても良いだろう。
しかしながら、反トランプ派のアメリカの報道機関は「中間選挙対策」であるとか「公約した通りで、ラストベルトのプーアホワイト以下の労働者層を意識しての作戦」と言って表しているようだ。ではあっても、私はその底流にあるのは矢張り「アメリカファースト」であり「アメリカを再び偉大に」の2大スローガンであると思って見ている。それが高率の関税賦課政策が示すような保護貿易指向であると見えるのかも知れない。一説には「彼がやることには全て『金』が絡んでいる」というのもある。
だが、その「ぶっつけ本番」と揶揄されるような政策を打ち出されても、国内の景気は安定しており、支持率も50%に迫っているのであるから、やれプーテイン大統領に取り込まれたようだとか、金正恩委員長に騙されたようで朝鮮半島の非核化の具体的なものが一向に見えてこないではないか等の批判派無用であるような気がするのだ。
私は上記のように「出たとこ勝負」に見えても真底には確たる信念が厳然として存在し、時と場合によって「ぶっつけ本番」になっているだけかと、寧ろ好意的にすら見たい気がするのだ。故に、当分の間はあれこれと批判することなく黙ってトランプ流の政治がどのような成果を挙げていくかを注視していれば良いのだと考えるようにしている。
但し、そのぶっつけ本番の政策の中には「我が国からの輸入自動車の関税を25%に引き上げよう」などという明らかに見当違いで我が国にとって不利益としか考えようがない案件もある。そういう事案に対しては、成り行きを見守るのではなく、然るべき場を設けて「そこには誤解も誤認識もあります。是非再検討なさるように」と対立と論争を怖れることなく、申し入れていくべきだと思う。既に申し入れは行われたとの報道もあったが、兎に角アメリカが相手の交渉ごとでは「沈黙は絶対禁物であり、反論しない限り、受け入れられた」と理解されてしまうのだと肝に銘じて事に当たるべきなのだ。