英語独特の思考体系:
6日朝に我がアパートの前のバス停で何時も顔を合わせているがお互いに名前も知らない同じアパート住人の方と、「梅雨が上がったと言われた途端にこの雨降り続き。世の中とはこんなものですね」と他愛もない会話をしているところにバスが来て、話はそこまでで終わった。
そこでバスの中で思い出したことがあった。それは「世の中とはこんなものだ」を英語にすればどうなるかという、言わば簡単のようでかなり厄介な英作文の問題だった。これは大学受験の前に非常に優れた英作文の参考書として頼りにして使ったし、未だにこれに勝る(参考書の域を遙かに超えている)名著はないと思っている「英文構成法」に出ていた例だ。これは難しい単語など一切使わずに英文になるのだ。ということは「日本語と英語の物の考え方の違い」が非常に良く表れていると言えると思う。
私の考え方は「英作文だろうと英文和訳だろうと、常に正解は一つではないのだ」である。だが、ここではと佐々木高政氏(記憶が正しければ当時は東京教育大教授)はThat’s the way things happen.と訳されていた。私も偶然だっただろうが、この例題にそう解答していた。ここでご注目願いたいのが、英語における思考体系の違いである。英語でものを考える時にこういう風に考える必要があると示している格好な一例であると思う。
私はその後、色々な場で多くの熱心に英語を勉強しておられる方に「『世の中とはこういうものだ』を英語にしてみて下さい」という質問をしてみてきた。正直なところ、佐々木高政氏式の答えが出来た方は皆無だった。最も近かったのが Things happen that way. だった。偉そうに言えば「ここまで来れば、もうあと一息」だと思う。他にもう一つ例を挙げておくと To run a copy が「コピーを取る」という意味になり、take a copy ではないのだ。
6日朝に我がアパートの前のバス停で何時も顔を合わせているがお互いに名前も知らない同じアパート住人の方と、「梅雨が上がったと言われた途端にこの雨降り続き。世の中とはこんなものですね」と他愛もない会話をしているところにバスが来て、話はそこまでで終わった。
そこでバスの中で思い出したことがあった。それは「世の中とはこんなものだ」を英語にすればどうなるかという、言わば簡単のようでかなり厄介な英作文の問題だった。これは大学受験の前に非常に優れた英作文の参考書として頼りにして使ったし、未だにこれに勝る(参考書の域を遙かに超えている)名著はないと思っている「英文構成法」に出ていた例だ。これは難しい単語など一切使わずに英文になるのだ。ということは「日本語と英語の物の考え方の違い」が非常に良く表れていると言えると思う。
私の考え方は「英作文だろうと英文和訳だろうと、常に正解は一つではないのだ」である。だが、ここではと佐々木高政氏(記憶が正しければ当時は東京教育大教授)はThat’s the way things happen.と訳されていた。私も偶然だっただろうが、この例題にそう解答していた。ここでご注目願いたいのが、英語における思考体系の違いである。英語でものを考える時にこういう風に考える必要があると示している格好な一例であると思う。
私はその後、色々な場で多くの熱心に英語を勉強しておられる方に「『世の中とはこういうものだ』を英語にしてみて下さい」という質問をしてみてきた。正直なところ、佐々木高政氏式の答えが出来た方は皆無だった。最も近かったのが Things happen that way. だった。偉そうに言えば「ここまで来れば、もうあと一息」だと思う。他にもう一つ例を挙げておくと To run a copy が「コピーを取る」という意味になり、take a copy ではないのだ。