新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月29日 その2 甲子園の野球の決勝戦は:

2021-08-29 11:23:35 | コラム
智辯学園同士の対決までは予感がしたが:

偽らざる所を言えば、本日となった決勝戦はどちらが勝つかは全く閃いてきていない。以前に和歌山の方の野球の監督をしておられた高嶋仁氏は、奈良の監督から転身されたと聞いた気もする。これが正しければ、両校が似たような体質の野球をして見せているのも解るような気がする。悪いことをいえば「上の組織にいって伸びた者は多くないような気がする」のだが。

もしも、予想めいたことを言えるとしたら、奈良(こちらが本校のようだが、たった一人会った事がある卒業生は「今や和歌山の方が全て上になった」と言ったとか)の方は最後まで10番を付けた投手が投げていたので、本来のエース番号の「1」を付けた投手は温存してあったのかと思う。これが有利になるかどうかは、私は疑問であると思っている。

昨日も非常に不気味な存在だと評価していた京都国際高校はエースだと見ていた森下を先発させなかったし、途中から出したので、本来の4番打者で使えなくなってしまっていた。何故、温存したのかは知る訳もないが、森下は先発投手が取られた3点の後の危機は全て切り抜けていた。即ち、温存が最善の策かどうかなどは、やってみなければ解らないことだから、私は疲れているとか何とかいう理由はあっても先発させて、力尽きるまでは投げさせる方が良かったのではないかと見ている。


このような使い方は「私の好みではない精神論」の色彩が濃厚になるのだが、それに賭けてみるしかなかったように思えたのだった。私に智弁奈良のテイーム事情など解るものではないが、もしもエース温存だったとしたら、温存された高校生(故清水氏は「子供」と表現された)に懸かる重圧は物凄いものになるだろう。それに何処まで耐えられるのかが、勝敗に大きく影響するだろう。和歌山の方も1番を背負った中西を完投させたが、決勝戦の先発に使って精神力に賭ける気なのかどうかだと思う。何れにせよ、どちらが勝つかは閃いてこない。


正直なところを言えば

2021-08-29 10:34:02 | コラム
自由民主党総裁選挙では:

私は次期総裁は菅義偉氏でも岸田文雄氏でも石破茂氏でも誰でも良いのではないのかと思っている。マスコミ報道では、派閥の圧力がどうしたの、2Aの意向がどうの、二階幹事長を外すのどうのという類いの「自由民主党内の内輪の話」ばかりで、食傷気味だしウンザリだ。私は問題の本質はそんなみみっちい事にはないと思っている。マスメディア得意の誘導尋問にかける世論調査とやらでは、既に26%とやらの菅内閣支持率が出てしまっている。

彼らは野党に媚びているので、枝野幸男如きが政権の座に少しでも近付くような画策をしているだけではないのか。そんな時に、言いたくはないが「『コップの中の嵐』のような党内の勢力争いにかまけていても良い時期か」ということだ。菅首相はワクチンの2回目の接種率が43%に達して、世界の第5位にまで到達したと報じられているような事実をもっと誇らしげに声明されても良いのではないのか。

渋谷区の若者への接種会場に午前3時から並んだ者も出たし、2日目には2,000人以上も並んだというほど若者にワクチン接種意識(意欲)を生じさせたのも菅内閣の業績ではないのか。これでも「コロナウイルス対策が不十分だ」と言わせる世論調査などは「不当である」と叩き潰されても、バチは当たらないと思うのだが。

私は「意図的な奇妙な世論調査に惑わされて、安倍前総理がいみじくも指摘された『悪夢の3年3ヶ月』を再度出現させたいのか」と、罪なき一般大衆に問いかけたいのだ。自民党の議員たちと党員には「大局を見よ。君たちが党内の駆け引きに現を抜かしていて良いときかを考えよ」と言ってやりたい。


8月28日 その2 アメリカに「モデルナ」という会社は存在しない

2021-08-28 16:21:34 | コラム
英語の名称のカタカナ表記について:

私は我が国で広く使われている英語(ここでは英語だけに限定して論じるが)の普通名詞や固有名詞のカタカナ表記には、「如何なものか」と思わせられる例が多過ぎるので、ここにあらためて採り上げで論じようと思うのだ。

つい先頃、オリンピックのゴルフの部で優勝したNelly Kordaさんの名字を、マスメディアは挙って平然と「コルダさん」としたことを私は批判して「コーダ」であるべきだと主張した。そういう背景には、アメリカの元の同僚や知人たちの意見を聞いて「コーダである」と確認してあった。この主張については色々とご意見を賜ったが、私は「どうカタカナで表記されようとご勝手だが、英語の本当の読み方から外れた表現にするのは好ましくない」と考えているし、この線から引く(譲歩する)ことは考えていない。

そこに以前から「おかしい」と指摘してきた、アメリカのワクチン製造企業であるModernaを、何処の新聞社かテレビ局か通信社か知らないが、またしても“r”の後ろに英語にはありもしないお定まりの“u”を付けて「モデルナ」として、遍く日本中に普及させてしまった。私流に言えば「アメリカに存在しないモデルナという会社が、異物を混入させたワクチンをスペインから我が国に輸出してきたとの報道をしているのと同じだ」となる。

アメリカでは「モデルナ」とは言われていないことは、テレビのニュースで流れたアメリカのお医者様が「マダーナ」と言っておられたのを確認してあったし、私の友人や知人たちに「マダーナ」(百歩譲っても「モダーナ」)であると確認して貰ってある。

こう言えば、また反論乃至は「表現の仕方を考え直した方が」というご意見を頂戴するかも知れない。それは謹んで拝聴するつもりだ。だが、カタカナ語製造業者やマスコミの担当者に聞きたいことがある。それは「貴方たちは“percent”を『ペルセント』と表記するか」であるとか「慈悲を意味する“mercy”を『メルシー』と表記するか。それだとフランス語の『有り難う』である“merci”の発音になってしまうがどうする」なのである。“mercy”の発音は「マーシー」でしかあり得ないのだ。体温計だって“thermometer”だが「テルモメーター」という発音ではない。

私は「絶対的に英語の発音に準拠してカタカナ表記せよ」と主張しているつもりはない。言いたい事は「恣意的に“r”の後にありもしない“u”を付けて表記するのはお辞めになった方が良くはありませんか」と言いたいのだ。でも、不思議でならないのが河野太郎大臣。あれほど立派な英語力を持ちながら、担当の分野のModerna社を何に迎合したのか「モデルナ」と言っておられる感覚は理解不能だ。何故、記者会見ででも報道陣に対して、「誤りで」なければ「おかしい」と指摘されないのかな。


冷静なる評論家はウッカリしていた

2021-08-28 08:19:23 | コラム
甲子園の野球の予想:

迂闊にも指摘し忘れて「しまった」と思っていたことがあった。そうこうする間に本日には準決勝戦が始まってしまうのだ。その漏らしていたこととは「もしかして、決勝戦が智弁学園同士の争いになってしまうかも」という点だった。両智弁学園高校は強豪であり、しかも所謂文武両道と形容しても良い学校だとみている。野次馬的に言えば「そうなったら、面白いだろう」だ。

準決勝戦での対戦相手は近江高校と京都国際高校という、一筋縄ではいかないと見える力を備えていると評価している学校だ。私は決勝戦がどうなるかの予測をしかねている。だが、「勝ち方を知っているのでは」という点では、両智弁学園高校に一日の長があるかのように見える。

私には永年お世話になった日大高校アメリカンフットボールの故清水之男監督が「勝負について」しみじみと語られた一言が忘れられない。それは「何分にも子供たちがやることだから、時には我々には想像も出来なかったような成功も失敗もしてくれるので」だった。私の目には近江高校と京都国際高校の両校には分がないかのように感じられるが、勝敗の帰趨は予測などを許さない。何分にも子供たちがやることだから。

8月27日 その2 冷静なる評論家は語る

2021-08-27 09:13:02 | コラム
甲子園の野球が準決勝まで到達した:

準々決勝戦で敗退した高知県の明徳義塾の馬淵監督は「近畿地方のレベルが高い」と認められたように、滋賀県、京都府、奈良県、和歌山県の代表校だけが残った。即ち、近江高校、京都国際高校、智弁学園、和歌山智弁学園の4校である。確かに、兵庫県と大阪府を除く近畿地方の学校ばかりだ。

だが、私は「レベルが高い」との議論には与したくない違和感があるのだ。それは、もしかすると近畿地方に住んでいない私が知らないだけかも知れないが、これらの4校は何れも野球以外の競技で全国に名を為したという話を聞いた事がないのだ。智弁学園は有力な進学校であるとは聞かされている程度の知識しかない。言いたい事は「それほど、各校が野球部の強化に注力しておられるのではないのか」なのである。

更に言えば「私立校として近隣の地区から有望な素材を集められるという利点があるのではないのか」と、私独特の言い方をすれば「甲子園に出るための教え方と鍛え方をしているのではないのか」である。智弁学園(例えば、ジャイアンツの岡本和真)からはNPBや大学野球に前途有望な人材を送り込んでいるが、他の2校出身の有名選手を寡聞にして知らない。そういう事だと解釈している。

「閃き」の話にしよう。近江高校については大阪桐蔭高校を逆転で破ったときにある程度触れてあったが、この学校の野球はある程度以上に評価していた。2度も有名校を最後の最後でひっくり返して見せた精神力は尊敬に値すると評価する。その精神力で本格的な強豪校である(文武両道かも知れない)智弁和歌山を抑え込むまで保つかだと思う。技術力を何処まで精神力で補えるかだと思うが、ひょっとしてひょっとするかも知れない気もする。

妙な言い方をお許し願えば「最も薄気味が悪いのが、京都国際高校であろうか」となる。この学校の成り立ちも検索してあるが、その辺りから来る強さと森下投手の打力の面までにも見せる強さは、侮りがたいものがあると思って見ている。昨日も9回の裏でサヨナラに持ち込むのかと「閃いた」ので、まさかと思って見ていれば、そうしてしまう強さには端倪すべからざるものがあると見ている。

優勝の本命は「智弁和歌山」だとするのが順当かも知れない。だが、「閃き」は近江高校と京都国際高校の精神的な強さに惑わされてしまうので、4校の中でどれが最有力かの見極めがつかないのが、偽らざる見立てである。昨年も確か本命と思わせていた大阪桐蔭高校が「まさか」と思った履正社にやられていた。