新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月12日 菅内閣支持率低迷の訳

2021-08-12 16:28:12 | コラム
8月11日のPrime Newsより:

気が付けばオリンピックも終わっていたし、プロ野球の中継もないので、昨11日の夜には久しぶりに落ち着いてPrime Newsにチャンネルを合わせる余裕があった。題目が「菅内閣支持率低迷の訳」とは聞き捨てならない事であり、ゲストの飯島勲氏、鈴木哲夫氏、田崎史郎氏のご高説を十分に伺うことが出来たのは、大変結構なことだった。

私は先頃「菅義偉首相はチャンとやると言われたことは実行しておられるのだが、遺憾ながら口が重いというか如何にもご自分の実績について、これでもかと自己宣伝的的な発言をされないので一般受けしていないのではないか」と述べたことがあった。その口数の少なさに加えて、マスコミは常に菅内閣叩きに奔走するし、世論調査と称して誘導尋問的な項目を設けては、やれ国民の支持率が下がったの、ウイルス対策を評価しないだのと喧伝するのだから、人気も低迷する(させられている)訳だと思っている。

私は「マスコミの揚げ足取りが続き、菅首相が真っ向から反撃に出ていかない控え目な姿勢を維持されているようでは、来たるべき(と言っても何時来るのかは解らないが)選挙では昨夜のお三方の何方方指摘された自民党は第一党の座を維持するだろうが、相当数の議席を失うだろう」と危惧しているのだ。だが、希望的観測も入れれば、枝野某が率いる立憲民主党には自民党を負かすだけの力量など備わっていない以上少し安心だが、そうなってしまえば悲願の憲法改正もまた遠のくだろうと見ている。

昨夜の私が信頼しているお三方の議論でも、幸いなるかな私の希望的な観測である「自民とは再一党の座を維持する」というでは一致していた。そして、矢張り菅首相の原稿を読んでいる方式や「ぶら下がり」に応じておられるのは如何なものかとの指摘があった。更に、側近に人を得ていない辺りにも問題があるという見方で一致していた。私には菅首相の控え目な語り口や真っ向から反論されない穏やかさ(?)には、何となく官房長官時代の副官的な遠慮が残っているような気がしてならず歯痒いのだ。

私は何処の誰が批判しようと何だろうと「オリンピックはを恙無く終了させられたこと」や「ワクチンの接種」も紆余曲折はあって2回の接種を終えた方の比率が40%に迫っている実績などは、もう少し声高らかに宣言されても良いのではないかと思っている。菅首相自身が言われないのでは、反内閣で反日本的な某と某新聞などに悪口を言わせるだけになってしまい、罪なき一般大衆がその逆宣伝に乗せられるだけではないかと懸念している。

菅首相以下の閣僚には奮起して貰って、デルタ株でも何でも効果的に抑えていく手立てを講じて、一刻も早く我々国民が安心して外出が出来るように努力して貰いのだ。そうではないと、私は死ぬまでマスクをして、手や指がかぶれてしまうアルコール消毒を続けていかねばならないことになる。その為には菅内閣が支持率を上げて頂くことも必要だが、我々国民にも一層の自覚と自粛の必要があると思うのだ。


カタカナ語排斥論者はどうしても言っておきたい

2021-08-12 08:44:43 | コラム
アメリカ人のNelly Kordaは「ネリー・コーダ」か「ネリー・コルダ」か:

私はこの去りにしオリンピックのゴルフの女子の部で優勝したアメリカ人で、世界のランキング1位であるNelly Kordaの名字を、テレビ局も新聞も「コルダ」と表記するのは誤りでなければ、奇っ怪なるローマ字読み風であると思って批判してきた。いや、他人様の名字を勝手に誤記するのは宜しくないと思っている。そこで、果たしてアメリカでもKordaを「コーダ」ではなく「コルダ」とすることが万が一にもあるかと思って、HarvardのMBAで某大手メーカーのdirectorである知人に問い合わせてみた。

先ず、その照会した私からの英文のEmailの和訳から紹介していこう。

“以下のように愚問であることを承知の上でお尋ねしたいことがある。”

貴兄もご承知のようにNelly Kordaが2020東京オリンピックのゴルフの優勝者となった。組織委員会も我が国の報道機関も、一斉に彼女の名字を「コルダ」と表記して報じたのだった。「コルダ」を敢えてアルファベットで表記すれば“Koluda”か“Koruda”のようになるだろうか。

私はこのカタカナ表記は誤りであると断定しているし、アメリカでも、このように“r”の後に恣意的に母音を付けて発音することはないと思っているが、如何なものだろうか。

このような我が国で何処かの誰かが恣意的に子音の後に母音を付けて表記している例には、COVID-19用のワクチンの製薬会社であるModernaをカタカナ表記で「モデルナ」即ち“Modeluna”か“Moderuna“にしてしまった件がある。私はこれを「取引先の外国の会社の社名を誤って表記するとはとんでもない非礼」と厳しく批判した。

他に我々にとっては身近な例を挙げれば、我が社と日本の大手メーカーとの合弁会社の英語による表記はNORPACだったのだが、これを「ノルパック」と称する人が多かったのだった。「ノーパック」が正しいのは言うまでもない事。

上記の件について貴兄のご意見を賜りたいので、宜しくお願いします。“

アメリカの知人からの返信の和訳:

貴方が日本の報道機関その他がKordaという名字を「コルダ」と表記したのは宜しくないと言われたのは正解である。我々は彼女の名字を“cord-uh”のように発音する。即ち、カタカナ表記のような3音節とはせずに2音節にする。

同様な例を挙げれば、私が東京に出張していたときに、タクシーの運転手さんに「帝国ホテル」と言いたいので“Tei-ko-ku Ho-tel-ru”のように発音していたものだった。要点は“hotel”という単語を英語のような2音節ではなく、3音節にすると通じると理解できていたのだった。

貴方が例に挙げたKorda、Moderna、NORPACを見ると、日本人にとってはアルファベットの中でも“r”の読み方と発音が苦手のようだと思われるのだ。そこで、私からの提案だが、貴方の友人か知人の何名かで英語の発音を苦手とする人に「コルダ派」か「コーダ派」かを尋ねてみるのはどうだろうか。

私が思うには「英語が苦手の方々にはKordaが「コルダ」とする方が読みやすいし、発音しやすいのではないのだろうか」となるのだ。

興味深い意見交換が出来たと感謝して終わる。