きたやまおさむ氏がラジオ番組でパーソナリティ???
最初このことを知ったときは、同姓同名の違う人かなと思っていた。
しかし嬉しいことに僕の予想が外れてくれた。
そう。紛れも無く、あの「きたやまおさむ」氏なのだ。
今の10代20代の人たちにとって殆ど知らない人だろう。しかし僕が
10代の頃彼はフォークソングを唄っていた、あの「きたやまおさむ」
氏のことだ。ただ残念だったのは当時、僕は彼のラジオ番組を聴く
ことが出来なかった。
さて今回も残念ながら全番組を聴くことは出来なかったが、僕が聴
いた場面だけでも少し感想めいたことを記したいと思う。
ゲストのひとりである、高石ともや氏とのトークの中で興味深かった
のは「歌は好きだけど芸能界には行きたくない」に付いてだった。
確かに作品として世に売り出すと言うことは、求められる曲を作らな
ければならない。しかしそこには当然のことながら苦しみが生まれる。
それをやり続けていくことは、想像以上の苦しみだろう。
でも今のアーティストや、芸能界を目指している人たちはどうなんだろ
う。
「歌も好きだし芸能界にも行きたい」とでもなるのだろうか。
それと番組の中では歌を通じたメッセージに付いても興味深いことを
言ってた。
それは今のメッセージは、余りにも不特定多数に発しているということ
だ。
つまりもう少し相手を特定してもいいのではないかと。
そうすることによって何を伝えたいのかが、もっと見えてくるのかもしれ
ないと。正直僕個人的にも最近の歌に、何を伝えないのかが解らない
作品が少なくない。(全く無いとは言っていない)
また田中優子氏との江戸時代に関するトークも興味深いものがあった。
もう少しばかり時間を割いて欲しかった。少し短かったのが残念に思う。
そして今回の番組の中で一番力説していたのが、民話「夕鶴」を今の
日本社会に置き換えて、いろんなことを語ってくれたことだ。
番組の終わりに日本人は元々うつ気質だったのではないかという、精
神科医という立場での持論は、今の現代社会に大いに参考になったの
では無いだろうか。
「人間は先ず基本的に憂鬱であること。そして他人を見て元気そうに振
舞っているから、自分も無理してしまう。また自分がガッカリさせる。
人の期待に応えられないということは悪いことではない。つまり無理しな
いことが必要」
さらに「有難う」この言葉のもつ意味も教えてくれた。
「人間は必ず死ぬ。そして有るものは無くなる。有る事は難しいものだ。
有って当たり前なのではなく、有るということに感謝しなければならない」
今回の番組では昔の懐かしい曲がたくさん流れた。しかしそれは単に昔
を懐かしむだけと言う番組ではなかった。
今の日本社会、自分の思い通りにならなかったり、面白くなかったりする
と他人を巻き込んで人を殺め、それで物事を解決できると錯覚してしまう
事件が多いが、今回の番組はそういったことをも含め、いろいろと考えさ
せてくれる番組だったようにも思う。
人生に付いて悩み苦しみ、そしてこの先をどう生きていくのか迷っている
人にはぜひ聴いて欲しかった。
またいつか、きたやまおさむ氏の声がラジオから流れてくる日が来ること
を願っている。
そうテレビではなくラジオからだ。
最初このことを知ったときは、同姓同名の違う人かなと思っていた。
しかし嬉しいことに僕の予想が外れてくれた。
そう。紛れも無く、あの「きたやまおさむ」氏なのだ。
今の10代20代の人たちにとって殆ど知らない人だろう。しかし僕が
10代の頃彼はフォークソングを唄っていた、あの「きたやまおさむ」
氏のことだ。ただ残念だったのは当時、僕は彼のラジオ番組を聴く
ことが出来なかった。
フォークル「DAIKU」を歌う ザ・フォーク・クルセダーズ,きたやまおさむ, 松山猛,加藤和彦,坂崎幸之助Dreamusic このアイテムの詳細を見る |
さて今回も残念ながら全番組を聴くことは出来なかったが、僕が聴
いた場面だけでも少し感想めいたことを記したいと思う。
ゲストのひとりである、高石ともや氏とのトークの中で興味深かった
のは「歌は好きだけど芸能界には行きたくない」に付いてだった。
確かに作品として世に売り出すと言うことは、求められる曲を作らな
ければならない。しかしそこには当然のことながら苦しみが生まれる。
それをやり続けていくことは、想像以上の苦しみだろう。
でも今のアーティストや、芸能界を目指している人たちはどうなんだろ
う。
「歌も好きだし芸能界にも行きたい」とでもなるのだろうか。
それと番組の中では歌を通じたメッセージに付いても興味深いことを
言ってた。
それは今のメッセージは、余りにも不特定多数に発しているということ
だ。
つまりもう少し相手を特定してもいいのではないかと。
そうすることによって何を伝えたいのかが、もっと見えてくるのかもしれ
ないと。正直僕個人的にも最近の歌に、何を伝えないのかが解らない
作品が少なくない。(全く無いとは言っていない)
また田中優子氏との江戸時代に関するトークも興味深いものがあった。
もう少しばかり時間を割いて欲しかった。少し短かったのが残念に思う。
そして今回の番組の中で一番力説していたのが、民話「夕鶴」を今の
日本社会に置き換えて、いろんなことを語ってくれたことだ。
番組の終わりに日本人は元々うつ気質だったのではないかという、精
神科医という立場での持論は、今の現代社会に大いに参考になったの
では無いだろうか。
「人間は先ず基本的に憂鬱であること。そして他人を見て元気そうに振
舞っているから、自分も無理してしまう。また自分がガッカリさせる。
人の期待に応えられないということは悪いことではない。つまり無理しな
いことが必要」
さらに「有難う」この言葉のもつ意味も教えてくれた。
「人間は必ず死ぬ。そして有るものは無くなる。有る事は難しいものだ。
有って当たり前なのではなく、有るということに感謝しなければならない」
今回の番組では昔の懐かしい曲がたくさん流れた。しかしそれは単に昔
を懐かしむだけと言う番組ではなかった。
今の日本社会、自分の思い通りにならなかったり、面白くなかったりする
と他人を巻き込んで人を殺め、それで物事を解決できると錯覚してしまう
事件が多いが、今回の番組はそういったことをも含め、いろいろと考えさ
せてくれる番組だったようにも思う。
人生に付いて悩み苦しみ、そしてこの先をどう生きていくのか迷っている
人にはぜひ聴いて欲しかった。
またいつか、きたやまおさむ氏の声がラジオから流れてくる日が来ること
を願っている。
そうテレビではなくラジオからだ。
心のカタチ、こころの歌きたやま おさむ 講談社このアイテムの詳細を見る |