メドヴェージェフ大統領のテレビ会談が21日に放送された。
今回のテーマに関連して大統領は、国内産の農作物を好ん
で取っていると明らかにした。
多くのロシア間家庭で考えられている通り、国内産のほうが
化学薬品が少ないと述べる一方、法律の専門家らしく最も実
際の(?)に付いては、常に意見が分かれているとも付け加えた。
2月から各局で行われている大統領のテレビ会談、今回は「ロ
シアの農村の今後」がテーマだ。
農業の発展は政府の優先課題の一つであり、プーチン政権下
でも農業発展国家プロジェクトという形で支援が行われていた。
つまり今回のテーマ設定は、前政権からの継承性をアピールす
るものとなる。
メドヴェージェフ氏が語るのは、経済に留まらない農業振興だ。
農業国家プロジェクトとは、ロシア国民の三分の一に関わってく
る、生活水準向上の社会政策でもあるからだ。
「常に言ってきたことだが、他の国家プロジェクトとは異なり、農
業国家プロジェクトは農業生産、農村経済だけに留まらないもの
だ。
非常に多くのロシア人の生活を向上させる手段でもあるのだ。
3人に1人が農村に住む、或いはその予定がある。
ロシア経済というのは、そうゆう構造で出来ており、今後も長い間、
変わることは無いだろう。
ですからこれまでも、これからも農業プロジェクトに取組むにあたっ
て主眼となるのは、何十億というお金を質の高い農産物の生産に
回す、生産を向上させることだけに留まらない。
もちろん生産向上は、農村発展の観点からすればメインとなるもの
だ。
しかし農村の生活が、普通の人間的なものであるというのも重要だ。
若者が街を去り、おばあさんだけが残るということでは何もならない。
雇用も無い住むところも無い、普通の医療サービスも受けられないと
いうことではいけない。
ですから村落のインフラも取組むべき、一つの方向性だ。
何らかの成果を出すことは可能だと思っている」
メドヴェージェフ大統領は、このように述べている。
大統領の口から、こうした意見が出るにはもちろん理由がある。
ロシアはここ数年で穀物輸出国としての地位を挽回、小麦粉、大麦の
輸出では世界3位のシェアを誇っている。
さらに今月、サンクトペテルブルクで開かれた、世界穀物フォーラムで
は、農業相が穀物生産を近いうちに25%引き上げるという野心的な目
標を掲げている。
大統領がインタビューで触れた農村のおばあさんというのは、ものの
例えではない。
彼女たちは実際にそれぞれの村で、休むことなく働き続けている。
ロシア国家統計省が20日に発表したところによると、ロシアで家畜とし
て飼われている牛や羊などの、大型(?)のうちほぼ半分の48.9%が個人
農家の所有だということだ。
危機にも負けず、よる歳にも(?)おばあさんたちが孫の世代を養い、孫
達は国内産、つまり彼らたちの作るものを好んでいるという訳だ。
※(?)は聴き取れず
6月22日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
今回のテーマに関連して大統領は、国内産の農作物を好ん
で取っていると明らかにした。
多くのロシア間家庭で考えられている通り、国内産のほうが
化学薬品が少ないと述べる一方、法律の専門家らしく最も実
際の(?)に付いては、常に意見が分かれているとも付け加えた。
2月から各局で行われている大統領のテレビ会談、今回は「ロ
シアの農村の今後」がテーマだ。
農業の発展は政府の優先課題の一つであり、プーチン政権下
でも農業発展国家プロジェクトという形で支援が行われていた。
つまり今回のテーマ設定は、前政権からの継承性をアピールす
るものとなる。
メドヴェージェフ氏が語るのは、経済に留まらない農業振興だ。
農業国家プロジェクトとは、ロシア国民の三分の一に関わってく
る、生活水準向上の社会政策でもあるからだ。
「常に言ってきたことだが、他の国家プロジェクトとは異なり、農
業国家プロジェクトは農業生産、農村経済だけに留まらないもの
だ。
非常に多くのロシア人の生活を向上させる手段でもあるのだ。
3人に1人が農村に住む、或いはその予定がある。
ロシア経済というのは、そうゆう構造で出来ており、今後も長い間、
変わることは無いだろう。
ですからこれまでも、これからも農業プロジェクトに取組むにあたっ
て主眼となるのは、何十億というお金を質の高い農産物の生産に
回す、生産を向上させることだけに留まらない。
もちろん生産向上は、農村発展の観点からすればメインとなるもの
だ。
しかし農村の生活が、普通の人間的なものであるというのも重要だ。
若者が街を去り、おばあさんだけが残るということでは何もならない。
雇用も無い住むところも無い、普通の医療サービスも受けられないと
いうことではいけない。
ですから村落のインフラも取組むべき、一つの方向性だ。
何らかの成果を出すことは可能だと思っている」
メドヴェージェフ大統領は、このように述べている。
大統領の口から、こうした意見が出るにはもちろん理由がある。
ロシアはここ数年で穀物輸出国としての地位を挽回、小麦粉、大麦の
輸出では世界3位のシェアを誇っている。
さらに今月、サンクトペテルブルクで開かれた、世界穀物フォーラムで
は、農業相が穀物生産を近いうちに25%引き上げるという野心的な目
標を掲げている。
大統領がインタビューで触れた農村のおばあさんというのは、ものの
例えではない。
彼女たちは実際にそれぞれの村で、休むことなく働き続けている。
ロシア国家統計省が20日に発表したところによると、ロシアで家畜とし
て飼われている牛や羊などの、大型(?)のうちほぼ半分の48.9%が個人
農家の所有だということだ。
危機にも負けず、よる歳にも(?)おばあさんたちが孫の世代を養い、孫
達は国内産、つまり彼らたちの作るものを好んでいるという訳だ。
※(?)は聴き取れず
6月22日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル