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福島シンドロームを克服したロシア(1)

2012-01-11 | ラジオ
ロシアはいわゆる福島シンドロームといえる日本離れを克服した。今年(昨年2011年)の最初の9ヶ月間は、日本へ渡航するロシア人観光客の数が52%減と著しく落ち込んだものの、ロシアのツアーオペレーターらの報告によると、再び日本へ足を向けるロシア人の数は増える傾向を見せている。
確かに日本へ渡航したロシア人は第一にビジネスが目的で、一般のツアー客はまださほど活発な動きを見せていない。それでも来年(今年)2012年の日本行きのパック旅行を購入した人の数から判断すると、一目この国を見たいという人の数は増えている。

これはロシア人が日本の日常は復興しつつあり、何も心配することはないという事実を確認したことを示している。
ジャパントラベル社のミハレヴァ・マネージャーは、ロシアから日本へ向かう観光客の数は次第に回復しつつあるとして、次のように語っている。
「今年(昨年)春、日本行きを取り止めた人たちの多くは、すでに来年(今年)2012年には日本へ行きたいという希望を表している。
一番渡航希望が多いのは3月から4月で、この数が増えてくれることを祈っている。しかも日本は今、観光客を引き付けようと、あの手この手の力を尽くしている。
良いプログラムを作り、ホテル料金も格安で提供されている。初めて日本を訪れる人には、私たちは従来の1週間コースを勧めている。これは日本のいわゆる黄金の輪の諸都市を含めたもので、東京、鎌倉、富士箱根国立公園、大阪、奈良、京都を回る。
このコースを堪能すると、観光客はすっかり日本びいきになり、リピートしながら、毎回新しい日本を発見していくようになる」
マネージャーは、このように話している。

福島シンドロームを克服したロシア(2)へ続く

2011年12月26日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル