世界の自動車メーカーのロシア市場争い(1)

ロシアの自動車市場はプールの水のように満たされている。
ロシアでは4月、自動車の販売台数が13.8%増加しフランスを抜いて2位に上がり、トップのドイツにさらに近づいた。
ある専門たちらはロシアの自動車市場のいわゆる限界は年間300万台、別の専門家たちは500万台との見解を表しているが、それはインフラがさらに発展された場合に限られる。

世界の自動車メーカーは順位を入れ替わりながら、ロシア市場争いに凌ぎを削っている。ですがただ販売するだけでは遅れをとって(???)、そのため企業はロシアに長期的な生産拠点を置くという課題を掲げている。
現在は日本企業がトップに立っているが、日本企業の間では熾烈な争いが繰り広げられている。日産自動車の2016年までのグルーバルビジネス計画に関する市場拡大戦略では、ロシアが主要な位置を占めている。

日産ロシア支部社会交流部のマカロワ部長は、日産にとってロシアは、ヨーロッパ最大の市場であるほか、規模だけでなくその重要度も拡大している最優先市場の一つだとの考えを表し、次のように語っている。
「私たちはロシアでの発展、生産能力の向上、そして新たな雇用の創出を目指している。日産の近い将来の目標は、今後の現地化を計算に入れ、ロシア市場での販売台数を3倍に増加し、市場占有率を現在の5.9%から10%にまで拡大することだ。そのために日産は、2014年までにサンクトペテルブルグ工場に1億6700ユーロを拠出する。これにより5車種の生産が可能となる」
部長は、このように話している。

※(???)は女性アナウンサーの声が出ていないため聴こ
えない
※世界の自動車メーカーのロシア市場争い(2)へ続く

5月25日放送　ロシアの声・ラジオジャーナル