1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

ベネズエラ安静を破るか

2012-06-27 | ラジオ
ベネズエラは石油埋蔵量でサウジアラビアを抜いて世界第一位となった。石油大手BP向けに用意された世界エネルギー統計レビューで明らかとなった。
これが世界の石油市場全体に影響を与えることはあるのだろうか。そしてロシアを含む大型産油国に対して、どのような影響を与えるのだろうか。
ベネズエラは自らの産油量を増やすことができるものの、急激なものではないと専門家らは見ている。
ベネズエラの投資環境は、それほど大きな結果を残してはおらず、それゆえグローバル市場に深刻な影響を与えることはできない。

一方のサウジアラビアは、毎年余剰能力を拡大し続けている。ロシアの石油専門家ボリソフ氏によるとベネズエラには産油量を拡大する大規模な計画は存在しないと指摘している。
「外国から(何言ってるんだ???)0への関心は大きいですが、地域における地政学的不安定性のために、それは抑えられている。ですから近いうちに、産油諸国の立場が大幅に変わるというようなことはないでしょう。長期的に見ても、ベネズエラの石油はオリノコ川に沿った開発困難な場所にある。ですから近いうちに大きな変化はないでしょう。ロシアとサウジアラビアは指導的な地位を保つことになるでしょう」
専門家は、このようにコメントしている。

専門家らはイラクの成長が石油市場に影響する可能性を挙げている。しかしそれもイラク国内の政治状況に大きく依存している。
ロシアの石油分析家であるビルク氏は、ロシアはロシアを含めた大型産油国の立場に揺るぎはないとの立場を示している。
「ロシアの埋蔵量が最大というわけではないということだが、これは調査されている範囲が十分ではないという理由もある。私の考えでは未だ潜在力には巨大なものがあると思う。
例えば石油換算で7000億バレルが北極大陸棚、極東、ロシア南部に存在している。これらの潜在力は十分に開発されていない。ここには採掘拡大の可能性も、埋蔵量拡大の可能性もあるのだ」
分析家は、このようにコメントしている。

最も指導的な地域は依然として中東で、世界の埋蔵量の約48%が集中している。専門家らは石油価格の下落が、これ以上進む可能性はほとんどないと見ている。
というのもOPECにとっても、1バレルあたり100ドルというのが許容できる最低範囲であり、現在の価格はすでにそれを下回っているからだ。

オイルマネーの力 世界経済をリードするイスラム金融の真実 (アスキー新書 78)
クリエーター情報なし
アスキー・メディアワークス

6月15日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする