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モンゴルと北朝鮮 アジア太平洋経済協力に入るのか(2)

2012-06-21 | ラジオ
ここで再び、ロシア科学アカデミー極東研究所のルジャニン副所長は、次のようにコメントしている。
「北朝鮮のAPEC加盟はまた別の問題だ。北朝鮮が核不拡散条約を脱退し核実験を行う前までには、中国は公式に北朝鮮はAPEC加盟を望んでおり、中国はそれを支援するとの立場を示していた。
今日、中国は違った立場を示しており、先ずは朝鮮半島での緊張を平和的に解決することが第一だとしており、6ヵ国協議の再開などを挙げている」
副所長は、このようにコメントしている。

欧米諸国の専門家らは北朝鮮とAPECの距離が縮まることによって、ソフトランディングの一つのシナリオとなると考えている。
アメリカの専門家らは、海外で教育を受けた金正恩氏はそのような道筋を実現できると考えている。
有名な朝鮮研究者であるジェビン氏をはじめとするロシアの専門家らは、ウラジオストクサミットを北朝鮮の招待のきっかけとして使うことを提案している。
北朝鮮をAPECに招待することによって、さらに責任のある予測可能な行動を促すことができると考えられており、最終的に核問題を巡る交渉プロセスの再開に繋がるとの見方もある。

確かに北朝鮮のイメージは悪いですが、北朝鮮をさらに追い詰めることは非生産的であり危険なものだ。
それよりも鉄道の建設やガスの供給など、資金や相互利益といったビジネスライクな関係を築くほうが良いだろう。それは明日にはもう手遅れになるかも知れず、すぐにでも始めなくてはならないのだ。

APECの素顔 アジア太平洋最前線
クリエーター情報なし
幻冬舎ルネッサンス

6月8日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル