本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

勝つんだ!俺も勝っていいんだ「脱負け組み発想。勝ち組発想を身につける」:松山情報発見庫#170

2005-05-16 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
『カリスマ体育教師の常勝教育』,原田 隆史

あのユニクロから、ワタミ、それから多くのビジネスマンまでもが、共感し、学んでいるという原田隆史氏の本だ。
この本も、「働く」原点:松山情報発見庫#166と同じく、就職活動を通して知り合った某会社のH氏に教えていただいた本だ。さすが、ものすごく熱い本だ!
分厚さ自体は結構あるのだが、一瞬にして読み終えてしまえる。

この本では、詳しくは本書を参照されたいが、
「人を、自分をどうやって勝ち続けられる人間に育てるかということ」が書かれている。
それには、まず心をつくることから始まり、それには、42ページあたりで詳しく述べられているが、自分の目標を日記のような感じで書き、それをPlanとし、それを第三者もしくは、第三者的視点から、Checkする。ここで見る点というのは、道徳的というか、志とも言える場面について。
それから、実際にDoするという段階だ。ここではとにかく小さなことでもいいので続けるということが心を強くすることにつながる。
そして、See結果の考察である。それから、Shareこれらの過程から得られたノウハウを皆に共有する。といった感じだ。

こういった過程を経て、自立心のある人間を作る、これが原田氏の至上命題でもあり、本書が伝えようとしていることでもある。
著者は最後に、勉強、仕事、人生に勝つために必要なこととして、
①心づくり〈目標設定〉
②主体変容〈自分に気づき、他人に気づくこと〉
③個人理念の構築〈何が起きても動じない自分づくり〉
④長所の発見と進展〈自分の得意なことから成功を導き出す〉
をあげている。

ひとつひとつのことに人生がかかっていると思って本気で取り組みたいものだ。
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「起業のハジメ」のススメをヌスメ:松井山情報発見庫#169

2005-05-15 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
「週刊ダイヤモンド 2005.5.14 300万円で始める起業のススメ」

[機械いじりが好きだった少年は、やがてオートバイを開発し、世界的な自動車メーカーを築き上げた。「起業は、思い込みと失敗の集大成」という言葉があるが、本田宗一郎はこんな言葉を残している。「成功は、99%の失敗に支えられた1%だ」。起業なんて、これまで考えもしなかった人びとに、この特集を贈りたい。 ]

今回の特集の頭に書いてあるコトバだ。
今回の週刊ダイヤモンドでは、今話題の「起業家育成の達人・神田昌典氏」「少額起業の達人・主藤孝司」「ネットマーケの達人・金森重樹」「近藤淳也・はてな社長」「ショーンK・経営コンサルタント」などなどの熱い人、何人か取り上げ、起業をするに当たっての「ハジメ」を「ススメ」る内容となっている。

現在の日本の企業化はなんと15万人にも及んでいるという。
これでも、先進各国の中では最低レベル。
自分も将来、あることをしたくて企業をしたいと思っている。
それには、もっと度胸を持って前へ前へ、上へ上への精神で頑張っていかなくてはならない。
今は、情報の量稽古の時期。
さあ、これからもっともっと頑張っていこう。
いよいよ、明日〈5月12日〉は第一志望の企業の第4時面接。
僕はここしかないと思っている。将来の夢を実現させるために思いっきり頑張っていこうと思う!!
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世の中ナルケまーけ斬り!:松山情報発見庫#168

2005-05-14 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
『成毛真のマーケティング辻説法』,成毛真と日経MJ
最初から、「読者には商品やサービスがいかに『おもしろおかしく』売ることが出来るかを知ってほしい」と言い切る成毛氏。
この本では、ユニクロ、セブンイレブン、ローソン、ウィンドウズなど身近な例を挙げ、世の中のいろんな売れたものをマーケティング的に見ていく。

成毛氏はマーケティングは「市場を攻略するための意志や戦略」であるとし、いろんな視点から、今売れたものから、どうやったっら次の別なものを売ることにつなげられるか、ということまでに踏み込んで述べている。

日経ビジネス文庫のキャッチコピーじゃないが、この本は、本当に「小さな本格派」だと思う。
まさに、いろんなアイデアとアイデアが、シナプスが、あたかもつながるかのごとくプチプチ爆発していく!

ps.
ちなみに、今日〈5月10日〉は起愛塾が再開しました。
なぜか、自分の不甲斐無さを痛感し、猛烈にパワーがみなぎる後味を残しつつ会場を後にしました。
ちなみに、昨日〈5月9日〉から今日にかけては、新月。
毎回書き留めている、新月の願いブックに、今回の決意を書き記す。
どんどん野心的になっている自分に気づいた。
もっと、みんなと協力し、愛を持って生きていこう!と思う。
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生きる在日:松山情報発見庫#167

2005-05-13 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
『在日からの手紙』,姜 尚中 ,内田 雅敏
この本は2年ほど前に買い読まずに、机の上においていた。
確か、この本の著者でもある内田氏が松山に講演会にこられた時に買った本だったと思う。
僕の友人で今は某H大学(あくまでも頭文字)に編入した友人が誘ってくれた講演会だった。

この本にしても、その講演会にしても、はっきりいいてしまえば、超左翼的な内容であることは確かである。しかし、左翼的であるということ、偏りがあるということは、別な言い方をすれば、私たちが普段、後に歴史として書かれるであろう事実としての今を違った角度から照射しているということだ。
つまり、違った角度から、真実に迫ろうとしているということといえる。

この本は、1965年の日韓条約、1945年の終戦、そして今の日本の政治を、生の視点から、立体的に、しかも、日本と韓国というデュアルな観点から見ることが出来るようになっている。
日本人、朝鮮半島に住む人、歴史的にそれぞれが抱えてきたアンヴィバレントな感情、歴史から今の世界を考える。その契機にこの本がなるといい。
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「働く」原点:松山情報発見庫#166

2005-05-12 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
『サービスが感動に変わる時―青年社長渡辺美樹の社員への熱いメッセージ』,渡邉美樹

「仕事、会社ということは始めた時の思いを実現するためにある」
「人は人間性を高めえるために仕事をする」
→このことを実現するには、最初の思いを紙に書きとめそれを時に読み返すこと。
 夢に近づくため、日付をつけ実現のために意識を働かせる。
ということが大事になる。

この本では、ワタミでどのように、「地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになろう」という経営方針を実現させていっているかという生の声を集めている。
お客様は数ある選択肢の中から、自分たちを幸運にも選んでくれている。
だからこその「いらっしゃいませ」であり、「ありがとうございました」なわけだ。
働く以上は自分を高め、お客様に感謝される存在であるように努めなければ意味がない。

すべての働く人。サービス業に携わる人。アルバイトを雇う人に。
大きな開眼を与えてくれるであろう。
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危機と創発「脳という哲学」:松山情報発見庫#165

2005-05-11 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
『脳と創造性-「この私」というクオリア』,茂木健一郎

いうまでもなく、最高最上の哲学とは脳科学であろう。
脳を科学するということは私たちが何ゆえ存在するのかということ。どのように存在するの課ということを考察する最良の契機になるのであるから。

この本では、脳を鍛え創造性を働かせる方法を脳科学、文学などの知を総動員して刺激的に展開している。人間の脳の特徴というものは、パソコンと比した場合、①新しいものを作り出す創造性②直観、任意性(恣意性)ということになる。
この2つが相互に高めあった時に人は創造的なアイデアを創出できる。

ひとことで言うと痛く簡潔な印象を与えてしまうが、その高めあわせ方というのが、不確実な状況を多く経験すること、それぞれに固有な感覚(クオリア)を大事にすることだろう。
不確実な状況を経験し、それを乗り越えた時の理想とのズレ。
あらゆることを経験する上で、そこで感じるいわゆる形容詞だけでは表現することが出来ない感覚(クオリア)の積み重ねこそが創造性を研磨することへとつながる。

この茂木健一郎氏の本はどの本でも、もちろん脳科学の知をベースにはしているが非常に読みやすく、多くの洞察を与えてくれる。

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諸刃の僕ら「爆発不安力-若者を輝かせる方法」:松山情報発見庫#164

2005-05-10 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
『ジェネレーションY 日本を変える新たな世代』,日本経済新聞社(編)

ひとことで言えば、くそまじめに若者を理解しようとしている本だ。
若者の生態から、そのコトバまで、若者理解を通して将来のより明るい未来について考える。
さすが日経新聞という感じのハイクオリティーな本。

ここでいう、ジェネレーションYというのは僕らのこと、つまりは現在16歳から25歳の若者のこと。
彼ら(僕らは)唯一、経済成長を経験してきておらず、それでいて自分たちの親がリストラなどこれまで終身雇用などで保証されていた人事制度の崩壊で不安な将来を思い描いている世代といわれている。
それゆえ就職という組織で働くということに抵抗を覚え、どうにかスキを探そうとし、悪戦苦闘する。

そんな僕らを、「素直でうぶだが、爆発するとものすごい力がある世代」そう気づかせようとしてくれるのがこの本だ。

今日(5月6日)は内定を辞退したある会社の方から、ある喫茶店で、将来について色々アドバイスをしていただいた。本当に色々自分の現状を話しそれに即した形で有益な話をしていただいた。
今のこの時期は本当に恵まれていると思う。
自分の将来についてゆっくり考え、それを大の大人までが時間を割いて考えてくれる。

この本でも指摘しているし、以前取り上げたやさしい鬼と若造:松山情報発見庫#153でも述べられていたことだが、僕を含めた若者はこうやって、真剣に大人が話しをしてくれれば、本当にやる気が出る。

このごろこのブログは、自分という主体と、自分を含む若者全体への分析というちょっとアクロバティックな様相になっているが、今を少しの工夫で乗り切ればきっと日本の将来は本気で結構明るいのではないかと思う。
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美しき私たち、若者が作る明るい未来。:松山情報発見庫#163

2005-05-09 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
リクルート就職ジャーナル 2005.6

日本の未来は意外に明るいかもしれない。
今回の就職ジャーナルを読んでいたり、最近の研究(?)からそう強く感じた。
今まで見聞きすることからは、結構ひとは会社の規模、知名度などから会社を選んでいる気がしてきていた。
自分にも少なからずそのきらいはある気がした。
でも、今の僕らの世代の多くは、もちろんフリーター問題、ニート問題などに象徴されるような就業形態への「負」の意識変化で非難されることもある。

でも、あえて彼らというが、今の若者は少なくてもスキを基準に仕事を選ぼうとしているのではないか?
これは嘆くことではない気がする。
スキを探せず、フリーター、ニートなどになってしまう人びともいる一方で、今回の就職ジャーナルでは、隙を必死に形にしている多くの人たちの顔が見える。
最初はズバッと位置するものじゃなくていい。
#161の「就業とプロフェッショナリズム」のところでも述べたが、かっこ悪くてもいい。
スキを形にするそれが大事なのかもしれない。

なんだか自分のなかのわだかまりがすっきりした気がする。
世間体、ネームバリューじゃなく自分を必死でつくる。
それが人生だ。
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1983年生まれ有望説!!:松山情報発見庫#162

2005-05-08 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
『YAPPA 十七歳』,伊藤 正裕

1983年生まれには、ビッグなヤツがきっと多い。
宇多田ヒカルにしても、残虐な事件で知られるS氏にしても、このYAPPA!の社長にしても、いや正直な話が僕の生まれた年だからこう言いたいということもあるのだが、きっとこの年に生まれた人たちはものすごい潜在能力ともいうべきパワーがある!!

この本では、一見普通の21歳の青年がどうやって、日産、ホンダ、フェラーリなどを顧客に持ち、世界をまたにかけるベンチャー企業家へとなったかということを本人の口から語らしめている。
詳しくは、本書を読んでもらうこととして、このYAPPA社長の今を醸成するにいたったものを分析すると、
まず0段階として、親の資金的支え、それから上質な異様な体験。
次には、行動力、度胸、自信、プレゼンテーション能力、粘り強さ、笑顔、コミュニケーション能力などがあげられる。

同じ年齢にいる身分としてすごく刺激になる本だ。
自分は自分の道で1983年は「ヤッパ」やると言われるようになろうと思う。
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就業とプロフェッショナリズム:松山情報発見庫#161

2005-05-07 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
『Works No.69 育て!ビジネス プロフェッショナル』
一人ひとりが仕事にプロフェッショナリズムを持って働くこと。
そのことが意外に一番日本の国力を底上げするための早道かもしれない。
今回のワークスでは、そのプロフェッショナリズムというものがどのように、組織の中における個人において深化していくのかということ。
また、そのプロフェッショナリズムはどのような要素からなるのかということをさまざまな調査、インタビューから分析している。
今回のワークスの研究が興味深いのは、江戸時代からの歴史の中から日本におけるプロフェッショナリズムというものを洗い出し、現在の日本的といわれる組織運営の中でそれをどう醸成させ、組織の活力強化に結びつけるかということを実践可能なレベルまでに落とし込めている点だ。

プロフェッショナリズムを構成要素は、(詳しくは本書を参照されたい)
対人的、対自己的なものからなる基礎力と各自の所有するプロスキルと、それをプロと意識するプロ意識というものからなる。
詳しく分けるとプロフェッショナリズムというものはさらに3つに分かれる。今回はそこには触れないが、そのプロ意識というべきものがどのような深化していくという点は、大変興味深い。
まず、プロフェッショナリズムのスタートとなるのが、以前から私もそう思っていたことではあるが、就職である。

多くのプロとして活躍されている方が、就職の段階でなんとなくではあるが、その方向性を決めている。これがいわば、プロフェッショナリズム深化の1段階目の自己概念としての段階。
そして、この段階をさらに深めるために、プロ意識のあるものは、仕事に必要な専門技能を身につけ、さらには自分なりの哲学を確立させていく。
そしてプロフェッショナリズムの完成段階とも言うべきが、他者認知というべき段階だ。
1,2の段階を経て深まっていったプロ意識というものがその個人の中で深化し個性へと発展し他者からもプロと認められる段階だ。

このような感じでプロフェッショナリズムは深まっていく。
だからこそ、就職を控えた段階で自分が何のプロになるかという意識をおぼろげながらも持つということが大切になってくると思う。
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「働くこと」は生きること:松山情報発見庫#160

2005-05-06 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
『働くということ』,日本経済新聞社(編集)
就職。アルバイト(フリーター)。
その違いはどこにあるのか。その答えはあえてここでは伏せるにして、この違いの差がを考え自覚的になること、意外に現在問題視されている若者の就業意識ということへの回答となるのではないかと思う。

この本では、折り重なるように繰り広げられる「人間」の「働く」ということの取材から、今、日本人の間で「働く」ということがどう変容しているのかということを浮き彫りにしている。
その中から垣間見えるのは、お金よりも、「こんな自分でも社会の役に立つ」「人様の喜ぶ顔を見る喜び」こういったことが、「働くこと」に火をつけるという今の事情であろう。

就職を控えた学生、将来へ不安を抱く若者をはじめとしてしてあらゆる人に読んで欲しい。

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外国から見た「働くということ」:松山情報発見庫#159

2005-05-05 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
『働くということ - グローバル化と労働の新しい意味』,ロナルド・ドーア
中公新書ということもあって、なぜかかなり昔に書かれた本であるという感じはするが、実はその内容、事実はかなり新しいものであることに驚かされる。

さて、この本で試みているのは、「なぜそんなに熱心に働くのか?」と「どうしてあまり働かないか?」への哲学であるといえる。
この著書を通して感じるのは、「働くということ」は小さいときからの連綿と連なる両親を始めとする多様な人びとと以下にコミュニケーションをとってきたかという結果の総体の表出ということなのだということだ。

労働における公正さ、差異に目を向けるための硬派な一冊だ。
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就職活動「バカの壁」!!:松山情報発見庫#158

2005-05-04 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
『超・学歴社会』,溝上憲文

以前からそのトピック内容がなんだかシニカルでいかがわしい感じのものばかりを出している感じがしていた光文社ペーパーバックス
やっぱりなんだかそれは当たっている気がします。
もちろん内容はきちんとしているのですが、あまり方向性が建設的ではない。

でも、就職活動をしている学生、したことがある学生なら少なからず同意するとことがあるのも事実ではあると思います。受験の時から言われてきた大学間の序列というものは、著者も分析するように、存在するには存在する。
ではどうするということだが、ぼくがベストと考える対策が慶応大学が得意とするといわれている「低学年からハウツー的な就職支援をするのではなく、日常生活を充実させ、正課と課外活動に力を入れさせることが、もっとも有力な就職準備」となるような対策ではないかと思う。

もちろん多少の面接指導と筆記対策もいるとは思うが、学生時代は勉学および課外活動など何か熱中、没頭できるものを探し、それをアピールし自分にあった就職先を見つける、それが本来の就職活動だろう。
もっとも、思うにほとんどの学生が何らかのことには没頭熱中しているのだろうが、それをどう仕事につなげるのかということが不得手なのかもしれない。
この学生生活を通して得たものを仕事につなげるということをビジネスとして支援できたらきっとおもしろいだろう。

慶応大学、つまりはこの本で言うまでもなく就職に強いといわれる大学でうえに挙げたような認識があるなら、地方国公立などに通う僕のような学生はなおさら何かに没頭しなければならないといえる。きっとポイントはそこだと思う。
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両親に感謝。:松山情報発見庫#157

2005-05-03 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
「PRESIDENT 学力と学歴」

よく話題になる学歴というのは、日本ではいわゆる学校暦を意味する。
要するにどの大学を出たかということが問題になるかということである。
今回取り上げたPRESIDENTでは、学歴ということを幅広く子供の誕生から大学卒業、それから、就職までと長いスパンで捉えて、子供を育てる上での注意点、進学、就職の上での留意点など幅広く取り上げている。

副題に「GW親子で考える『進学、就職、出世』」とあるようにまさにいろんな親に読んでもらいたい内容だ。
進学、就職、出世にまつわる意外なことも、多く語られており、大変勉強になる。

中でも、
以下の3つはそれぞれに衝撃度の高い証言といえる。
他にも、いろんな興味深い記事があるのでぜひ手にとって読んでいただければと思う・
①「意外と思われるデータなんだけど、去年の東大合格者は13パーセントが年収450万以下という低所得者から出ている」(本書46ページ陰山英男氏のコメントより)
②「(ニートになる人の特徴として)共通するのは『コミュニケーションが苦手』という傾向だ。『子供のコミュニケーション能力は、親との会話の多さに比例する』」(55ページより)
③「(就職においてどの大学が今有利かという話の中で)この10年で全体的に評価が落ちているのは、やはり地方の国立大学。(中略)旧帝大系も危ないね。北海道大学は結構評判が落ちている。東北大学は工学部だけは大丈夫という程度。また、伝統校といわれる金沢大学もあまりよくない。他の大学なんかはいまや存亡の危機に立たされていると言ってもよい。」(67ページより)

①については、あえてノーコメント。
②については、自分は親に感謝しなきゃいけない。
なんだかんだ言って親は仕事することに不平不満は言っていなかったし、よく働いていた。
それにいろんなことを良く話し合ったと思う。
③については、かなり腹が立つが、大いに的を射たコメントかもしれない。
僕の大学では、法文学部の就職率は60パーセントほどで、人文学科だけだとさらに低いらしい。

そんな状況は自分たちで変えなきゃなんともならない。
そう思う今日この頃である。
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普通の人にこそ強い日本のつくり方がわかる本:松山情報発見庫#156

2005-05-02 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
『リーダーになる極意』リクルートワークス研究所(編),古野庸一(著)

久しぶりに「読まないと損をする」「出来るだけ多くの人に読んで欲しい」そう心の奥底から思った本だ。
18人の一流経営者の人生とリーダーシップを身につけてきた軌跡をたどり、それにワークス研究所の古野氏による鋭い分析が入る。
さすがリクルートといった感じの超内容の濃い本だ。

この本の読者層として想定されているのは、リーダーとリーダー育成に携わっている人ということになっているが、学生にこそぜひ読んで欲しい。
なぜなら、そこに人生のメンターと出来る人間像が沢山詰まっているからだ。
加えて、商売、職業に貴賎はないということにも気づかされる。

「『やりたいこと』が見つからないことが、何かとても悪いことをしているかのような錯覚に陥る。そして、見つからない場合、簡単に就職することを諦め、フリーターになっていく。そのような学生から見ると、ここに出てくる経営者のキャリアはうれしい話である。『やりたいこと』がわからなくても、とりあえず働いてみることは恥ずべきことではない。むしろ普通のことなんだというメッセージである。」(本書210ページより抜粋)

経営者論であり、リーダー論であるが、この上の言葉からも伺えるようにむしろ、僕のような普通の学生にこそこの本を読んで欲しい。
なぜなら、そこに書かれているのは最良の人生論でもあるのだから。
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