本日まで東京ビッグサイトで開催されていた「Foodex Japan 2024」のリポートです。
この時間の投稿なので、来場の参考にはなりませんが。
今回はフランスパビリオンしか見て回る時間がなく、フランスワインだけの紹介になってしまいますが、ご容赦を。
フランスパビリオンに到着し、最初に目に入ったブースが Les Vins de Roquebrunでした。
ここのロゴを見て既視感があり、何か引っかかりながら、まずはフランスワインのフリーテイスティングコーナーに向かいました。
そこで試飲した中でおいしいと思ったワインがあり、生産者ブースに行くと、Les Vins de Roquebrun!
Absolu de Schiste Rouge 2020 Les Vins de Roquebrun
(AOC SAINT-CHINIAN-ROQUEBRUN)
シラー、グルナッシュ、カリニャンのブレンドで、アペラシオンはラングドックのAOCサン・シニアン-ロークブラン。
土壌はシスト。
フレンチオーク樽で12カ月熟成させていますが、樽のニュアンスはやわらかで、よく溶け込んでいます。
果実味、酸、タンニンのパワーバランスが高く、凝縮感がありながら、酸の存在感もあり、アルコール度数14.5%ですが、とてもエレガント。
非常に高い品質のワインだと思います。
この2020年ヴィンテージは、Decanter誌で95point獲得しているそうで、さもありなん、ですね。
ほかにもいくつか試飲しましたが、「特徴はシスト土壌」と、ブースにいらしたトーマスさんの談。
シストは薄くて剥がれやすい性質の、水はけよく、通気性もよく、ワインにミネラル感、酸を与える、といわれる土壌です。
シストの性質を考えると、Absolu de Schiste Rouge 2020を飲んだ時に感じた印象も納得です。
右端の「Zénith de Schiste Rouge 2022」もよくできているワインで、シラーとグルナッシュのブレンド。
こちらはステンレスタンクの熟成です。樽を使っていないので、やわらかく、ジューシーで、にじむようなテクスチュアで、より繊細でエレガントに感じました。
アルコール度数14%
Les Vins de Roquebrunは、モンペリエとトゥールーズの間に1967年に設立された生産者なのですが、ここ、以前にも飲んだことがあるような気がしたんです。
最初にロゴを見て既視感を感じた、と上で書きましたが、家に戻ってPCをチェックすると、展示会の案内がよく届いている生産者でした。
3月10日からドイツ・デュッセルドルフで始まるProwein2024に出展する、という案内メールがつい先日も来ていました。
ということは、どこかで会っているかもしれません。
サン・シニアンは訪問したことがあり、ロークブランの周辺にも行ったことはありますが、この生産者は訪問したことがありませんでした。
素晴らしい場所なので、いつかぜひお邪魔してみたいです。
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