【人工股関節置換】手術に備えての準備 -自己血 から続きます
人工股関節置換手術はけっこう大がかりな手術なので、そのうち、と考えている人は、じゃあ、いつしたらいいの?と、大いに悩むと思います。
すぐにでも手術しないと一歩も歩けない、という人なら、すぐにでも!ですが、割とちゃんと歩けている人だと悩みますよね?
一般的な推奨年齢は60歳以上となっているようですが、これは、以前にも書いたように、「人工関節の寿命」の問題があるからです。
人工関節の素材はいくつかあるようで、患者それぞれに最適な素材、形状の関節が使われます。
素材は金属系が多いようですが、詳しい成分などは私にはわかりません。
ただ、なんでも物には寿命があり、人工関節の場合も、50年なんてもちません。
じゃあ、何年?といっても、人によって差があるようです。
それでも、できるだけ遅い年齢の手術だと次の交換手術はしなくてすむかもしれないのがいいね、というわけです。
なんだか、年金受け取りの年齢は何歳からがベスト?という問題と似ているかも?(笑)
人工関節の寿命だけ考えたら、手術はできるだけ遅い方がいいと考えるでしょうけれど、
60歳未満で手術を受けるメリットもあります。
個人差はあると思いますが、年齢が若い方が手術後の経過が早いです。
私は手術して9日後に退院できました。
担当の療法士さんによると、年齢が高い人は退院まで1カ月以上は珍しくなく、1カ月半、それ以上という人もいるようです。
退院の基準は病院によって違うかと思いますが、私が手術した病院では、杖で歩けること、でした。高齢者にはハードル高いかも。
退院後の経過も年齢が若い方が順調で、いま週に1回リハビリに通っていますが、私の状態はかなりよく、動かせる範囲も広くなっているようです。
早めに手術して早く回復する方がいいか、2度目の手術を避けるために遅らせるか?
人によって状況が違うと思いますので、ご自分の今後のライフスタイルをよく考えた上で判断してください。
手術を受ける「季節」も考えた方がいいと思います。
今すぐにでも!という人は、どうぞ早めに手術してください。
ですが、少し先に手術したいとか、病院の手術スケジュールがいっぱいで調整しなくてはいけないような場合は、「季節」を考えることをオススメします。
私が手術したのは6月半ばで、手術から5週間がすぎましたが、浴槽に入る入浴は今もまだできていません。
シャワー浴は、術後、入院中からOKでした。
ですが、浴槽に入る許可はまだ出ていません。
浴槽をまたいで入るという動作や、手術痕を浴槽につける行為、温める行為がよくないようです。
今は夏で、シャワーだけで全然問題ありませんが、冬は浴槽で温まりたいですよね。
右膝半月板損傷の手術を受けたのは昨年12月半ばでしたが、この時も退院後しばらくは浴槽に入ることはNGでした。
12月にシャワーだけは非常に厳しく、寒い、寒いと言いながらシャワーしてました。
若い頃に入院、手術した時も12月で、しばらくシャワーのみで寒い思いをしたので、浴槽にしばらく入れないような手術をする時は冬は避けたい!というのが私の考えです。
また、今の時期は着るものの枚数も少なく、着替えが楽です。
人工股関節の手術後は、着替えがけっこう大変なので、その点からも、薄着の季節がオススメです。
薄着で身体も動かしやすいと、リハビリもやりやすいと思います。
真冬で着ぶくれしていたら、身体を動かしにくいですからね。
といったことから、私のオススメの手術時期は、GW前から9月初旬です
なお、入院・手術にかかる費用を軽減してもらえる国民保険の「限度額適用・標準負担額減額認定証」を使う場合(ぜひ利用しましょう!)、この認定証は1年のみ有効で、有効期限が毎年7月31日になりますので、7月31日をまたがない日程で入院することが大事です。
右膝の手術を受けた昨年12月にこれを役所で取得したのですが、年明けて8月くらいにまた別の手術をする予定だと係の人に話したところ、有効期限があるので、新しく取得し直す必要があるといわれました。
7月~8月をまたぐと、手続きが面倒になるのは必至ですし。
それならは、7月末までに退院するスケジュールがベスト!と考え、また、私の仕事のスケジュールのことも考え、8月に予定していた手術を6月に前倒しすることにしました。
6月は、シャワー浴でも寒くない、快適な季節ですからね
急ぎではなく、少し先の手術を考えている方は、自分にとって最適な年齢/季節を考えてみてください。
(続く)
[手術翌日の昼ごはん] 冷やしたぬき
冷凍だと思うけれど、うどんがもちもちコシがあっておいしい!
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