昨日の試飲会で気に入ったワイン、もう少し紹介します。
個人的にとても興味深く思っているワイン産地のひとつが「スイス」です。
ここでも何度も取り上げてきましたが、今回の試飲会でもお気に入りが見つかりました。
VESPAE 2019 Jean René Germanier(Swiss, AOC Valais)
Vespae-ヴェスパは、スイス屈指の生産者ジャン-ルネ・ジェルマニエがガメイ100%でつくる赤ワインです。
先入観なしに飲み、うん、おいしい!
え?これ、ガメイだったのね?
ぷるんとした豊かな果実味とキレイな酸がバランスを取り、美しいハーモニーを奏でます。
ガメイというと、フランスのボジョレ地域が有名ですよね。
ボジョレ・ヌーヴォーの最大輸出先である日本では、ガメイというと、ヌーヴォーのあの味を想像しがちですが、スイスのガメイはもっと透明感があり、クールです。
それでいて親しみやすいチャーミングな果実味があります。
標高650m、 土壌は花崗岩、 樽は使っていないようです
そういえば、1月にジャン-ルネ・ジェルマニエの別のワインを紹介していました。
スイスの固有品種アミーニュの白ワインでした(下に参考URL貼り付けます)
このガメイを飲む時に意識していませんでしたが、どうやら私はこの生産者のワインと相性が良さそうです
※税別参考小売価格:3,800円
もうひとつの出合いはこちらのロゼ。
初めて見るかも?
と思ったら、これが日本デビューだそうです。
Blanc & Noir 2020 Domaine Henri Cruchon
(Swiss, AOC La Cote)
スイスワイン界のアイコン的存在のアンリ・クルションがピノ・ノワール50%とピノ・ブラン50%でつくるロゼ「ブラン・エ・ノワール」。
ビオディナミワインです。
プレス機の中でふたつのブドウ品種が混ざり、果汁の段階ですでにブレンドされています。
黒ブドウのピノ・ノワールの果皮の色が出ているので、ロゼにしては色はやや濃いめでしょうか。
のんでみると、とてもジューシー!
単に色の付いたロゼワインではなく、みずみずしい果実感にあふれ、フレッシュな酸がイキイキとし、生命力に満ちています。
ボディは伸びやかで、ジューシーな余韻も長く、素晴らしいロゼ
これを飲んだ時、私は生ハムが食べたくなりました。
生ハムも色々ありますが、ジューシーでソフトなパルマの生ハムが合いそうかな
※税別参考小売価格:3,600円
輸入元:やまきゅういちスイスワイン
[参考]
スイスの希少地場品種「アミーニュ」のワインを和食と
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/be558a95c403f87f25b42f31bac9b536
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