本日は都内で大きなワイン試飲会があり、出かけてきました。
出展者数45ということで、すべてを回るのは困難でしたが、試飲した中からいくつかを紹介していこうと思います。
スペインのオーガニックワインを専門に扱う輸入元のブースで気になったのが、
リオハの地場品種を使った白ワイン。
左より)
Viña Ijalba Maturana Blanca 2019
Viña Ijalba Tempranilo Blanca 2019
(Spain, DOCa Rioja)
左が、絶滅危機から復活した地場品種「マトゥラナ・ブランカ」100%の白ワインで、
右が、テンプラニーリョの白バージョン「テンプラ・ブランカ」100%の白ワイン。
テンプラニーリョの白も珍しいですが、私の推しは「マトゥラナ・ブランカ」。
マトゥラナ・ブランカは、リオハで最も古い記録に残る(1622年)ブドウ品種で、早熟で、灰色カビ病にかかりやすい傾向があるようです。
ブドウの特徴としては、pHが低く酸度が高く、酒石酸レベルも高くなります。
リンコ、バナナ柑橘のフルーティーなアロマ、ハーブの香りがあり、味わいは軽やかだけれどバランスが取れたワインになるようです。
Viña Ijalba(イハルバ)のマトゥラナ・ブランカは、フレッシュさはあるのに、複雑で奥深いうまみがたっぷり乗り、コク、まろみがあり、飲みごたえがあるボディをもっています。
シュルリーをしていると思われます。
これは好きなタイプ。うまい!
ひとり占めしてじっくり飲むか、ふたりでシェアしてゆったりと飲みたくなります。
税込み価格:4,180円
イハルバはリオハ初のオーガニックワイナリーで、「マトゥラナ・ブランカ」と「テンプラ・ブランカ」は Vegan認証も取得しています。
この2つを飲み比べると、「テンプラ・ブランカ」の方が酸のフレッシュ感があり、素直でシンプルな味わいに感じましたが、それだけに、より幅広く食事に合わせられると思いました。
税込み価格:3,850円
試飲には出ていませんでしたが、マトゥラナの黒ブドウ「マトゥラナ・ティンタ」でつくった赤ワイン(5,720円、税込み)もあるとのこと。
こちらも絶滅から復活した品種。
マトゥラナの赤、飲んでみたかった!
色々と調べてみると。今回試飲した「マトゥラナ・ブランカ 2019」は、スペインの権威あるワインガイド「ギアペニン」で92点獲得していて、英国の著名ワイン評価誌でも取り上げられていました。
世界のトップに評価されているワインなんですね。
この生産者の他のワインも気になりました。
※輸入元:アルコス
(アルコスさんのネット通販ページで購入できます)
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