私の好きなものは、ブランド品よりもローカルなもの。
大手だからとか、有名だからとか、まったく気にしません。
ワインについても同様で、そりゃぁ、1本数十万もする超高級ブランドワインは、ごちそうになるにはいいですが(笑)、自分で買おうとは思いません。
自分で楽しむなら、可能な限りローカルで、名の知られていないワインに興味を惹かれます。
そうしたものは価格が安い、というのも好きなポイントです
本日紹介するワインも、ローカルなワインです。
フランスの南西地方のAOC Fronton(フロントン)の赤ワインで、地元のビオ生協で見つけました。
Chateau Laurou Cuvée Tradition 2018 (AOC Fronton, Sud Ouest)
AOCフロントンは、フランスワインの勉強をした人なら名前は知っていると思いますが、好んでこのワインを買ってみよう、という人は少ないような、マイナー産地かもしれません。
航空機のエアバス社の本拠地トゥールーズから20~30kmほど北にある地域です。
ビオ生協に置いてあるだけあって、Bioの認証と、Veganの認証も取得しています。
販売価格は6ユーロほど。
こういうワインは、地元でないと手に入りにくいかも。
ブドウ品種は、Négrette(ネグレット) 55%、Syrah 35% 、Cabernet Sauvignon 10%。
ネグレットは、この地方の地場品種です。
AOC Forntonを名乗るには、ネグレット50%以上、シラーは40%以下でという条件が必要です。
飲んでみると、果実味がキレイでまろやか。
プリンとハリのある、行き来とした果実味が非常に好ましい赤ワインで、タンニンはなめらかでフレッシュ。
ほんのりとしたスパイシーさがあります。
ボディはミディアムからミディアムフルといったところで、樽のニュアンスはなく、果実味が前面に出た、伸びやかな印象のワインでした。
これに合わせる料理は、基本的には肉料理。
トゥールーズに近いこともあり、トゥールーズの名物であるソーセージがイチオシです。
トゥールーズのソーセージ (トゥールズのマルシェにて)
もちろん、地元で食べました。
でも、これはさすがに、家ではなかなか難しいですよね。
ならば、挽肉を使った料理はどうかしら?
肉詰めピーマンを作ってみました。
ピーマンとカベルネの相性もいいはずだし?
合わせてみると、バッチリ!
ケチャップを付けた方が、よりワインと合いました。
ケチャップの甘みとワインの果実味が合い、よりジューシー感を高めてくれたようです。
フロントンの街中にあった BIO COOP(ビオ生協)
他の地域でも、地域ごとのBio Coopがありました。
農産物、チーズ、パン、卵、ハーブティー、ワイン、ビール、石けんなどなど、地域のビオ製品がいろいろ置いてあり、楽しい買い物ができました。
フランスの地方でBio Coopを見かけたら、ぜひ覗いてみてください。
コロナ禍が収まったら、またあちこち出かけたいですね~
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