年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、中止になったワインの試飲会が多いですが、感染が落ち着いてきた秋には、いくつかの試飲会が開催されました。
その中から、今回は、都内で開催されたスペインワイン試飲会で出合ったワインを紹介します。
会場に入ってすぐのブースは、よく知る i-WINE-HAPPINESS さん。
お元気でしたか?と挨拶しつつ並んでるワインを見ると、新着がいくつかありそうです。
まずはこれを、と紹介されたのが、ムルシアのソーヴィニヨン・ブラン「ホフマン」。
山の絵のラベルのワイン(写真中央)です。
Bodegas Alceno HOFFMAN Sauvignon Blanc 2019(フミーリャ)
ボデガス・アルセーニョはフミーリャ(バレンシアの南西約170km)の家族経営の生産者。
10℃の低温で6時間浸漬後、ステンレスタンクで18℃で発酵させています。
飲んでみると、ツルツルとしてなめらかで、桃のフレーバーが前面に出ています。
ブドウからではなく、桃から造ったのでは?というほど、桃感が強く、これはいい!
アルコール度数12%。
輸入元希望小売価格1,600円(税別)というのも、非常にお買い得。
見つけたら、ぜひ押さえておきたいスペインの白ワインです。
LO NOI DEL SAC 2019 Celler Pascona (モンサン)
マッチョなラベルがユーモラスで印象的。
よく見ると、袋を持っています。
「ロ・ノイ・デル・サック」とは「袋を持った男」のことで、夕方、暗くなると袋を持った男が現れ、子どもをさらっていく、という言い伝えがあるそうです。つまり、袋を持った男に出会わないよう早く家に帰りましょう!ということです。
これは、黒ブドウのメルロ100%ですが、中の果肉を使って白ワイン仕立てにしています。
メルロの樹齢は30年。
フレッシュな桃やトロピカルフルーツの香りとフレーバーがあり、豊かな果実味とキレイな酸のバランスが取れた、魅力的な1本です。
ユニークなラベルと逸話、メルロ100%の白ワインという話題で盛り上がること間違いなし。
輸入元希望小売価格も3,000円(税抜)なので、使いやすいのではないでしょうか。
アルコール度数13%。
ちなみに、トップの写真の右の「GIRO2」はジロというブドウ品種の白ワインで、以前紹介していますので、興味のある方は参考にしてください → コチラ
続いて、オススメ赤ワインの紹介を簡単に。
Parajes del Valle 2018 Parajes del Valle(フミーリャ)
「パラヘス・デル・バッレ」はフミーリャの生産者で、醸造家は若い女性のマリア・ホーバー。
使用ブドウはモナストレス100%。
パワフルと思われがちなモナストレルを、エレガントなスタイルに仕上げています。
これはスルスルとずっと飲み続けられるタイプの赤ワインだわ~
輸入元希望小売価格も1,900円(税抜)と、実に優秀
PLOP! EN EL CAMINO 2017 Michelini i Mufatto(ビエルソ)
アルゼンチンのミチェリーニ-ムファトファミリーがスペインのビエルソで始めたワイナリー。
「プロップ!エン・エル・カミーノ」は、ワイナリーのエントリーレベルの赤ワインで、メンシア90%に、パロミノ、ドニャ・ブランカ、アリカンテ・ブーシェ (樹齢50年以上)をブレンドしています。アンフォラ熟成10カ月。
パロミノとドニャ・ブランカは白ブドウ品種なので、黒ブドウに白ブドウをブレンドした赤ワイン、というスタイルです。
うまみたっぷりなのに、ボディは重たすぎず、滋味なうまみが余韻に長~く続きます。
飲んでいて、ほっと落ち着きますね、これ。
輸入元希望小売価格が3,000円(税抜)って、コスパ最強
この2017年ヴィンテージは年間生産本数5000本。
見つけたら即買い!
スペインワインの白と赤を2本ずつ紹介しましたが、各1本を選ぶなら、私なら
白はホフマンのソーヴィニヨン・ブラン、赤はプロップ!かな。
2本選んで5,000円。
4本すべて選んでも1万円
かなり満足度が高いと思います
※すべて 輸入元:i-WINE-HAPPINESS
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