10/15に都内で開催されたフランスのアルザス&ローヌ試飲会で見つけたワイン第3弾は、Domaine Louis Cheze(ドメーヌ・ルイ・シェーズ)。
AOCコンドリュー(白)と、AOCサン・ジョセフ(白赤)がメインの、北ローヌの生産者です。
どこが気に入ったかというと、まず、エチケットの文字の字体です(笑)
正直、エチケットの気配で、おいしそうなのか、なんとなくわかります
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Ro-Rée、Caroline、流麗で美しいですね
まずは白ワインから飲んでみましょう。
ヴィオニエ100%のコンドリューは2つのキュヴェがありました。
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Condrieu Cuvée Pagus Luminis 2017 Domaine Louis Cheze
Condrieu Cuvée Brèze 2017 Domaine Louis Cheze
ピチッと緻密なミネラル感があり、白い花のニュアンスが高貴でありながら、ピュアな果実味があります。
しなやかで流れるようなボディが素敵です。
どちらも南向き斜面の畑で、キュヴェ名は、それぞれの区画の名前です。
「キュヴェ・パグス・リミニ」は樹齢25年。新樽は使いません。
「キュヴェ・ブレゼ」のブドウの樹齢は30年。こちらは一部に新樽を使います。
どちらもノンフィルターで瓶詰めします。
2つのキュヴェを飲み比べると、よりソフトなのが「パグス・ルミニ」で、よりストイックさを感じさせるのが「ブレゼ」。
飲む時の気分、飲む人の好み、食べたい料理、誰と飲むか、などなどで、チョイスが違ってくるでしょう。
「パグス・ルミニ」が参考上代6000円、「ブレゼ」が7,500円(税抜)。
コンドリューとしては、非常にお買い得だと思います。
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赤ワインはサン・ジョセフがあります。
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Saint-Joseph Cuvée Ro-Rée Rouge 2017 Domaine Louis Cheze
Saint-Joseph Cuvée Caroline Rouge 2017 Domaine Louis Cheze
どちらも花崗岩土壌の畑のシラー100%。
「キュヴェ・カロリーヌ」の方が「キュヴェ・ロ レ」の斜面上部、標高300mに畑があり、平均樹齢40年。
カロリーヌは新樽を使いますが、ロ レは使いません。
どちらも無濾過で瓶詰します。
飲み比べると、ロ レはやわらかな果肉感があり、やさしく、ほっこり。
カロリーヌは凝縮感があり、緻密度が増しています。
好みでいえば、やさしいロ レに癒されたいです。
ワイン好きの友人と少人数でゆっくり飲むなら、カロリーヌでしょうか。
ロ レの参考上代3,800円、カロリーヌが4,500円。
サン・ジョセフは、日本市場では知名度がそれほど高くないですが、ルイ・シェーズのサン・ジョセフは、本当にお買い得だと思います。
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Saint-Joseph Cuvée Ro-Rée Blanc 2017 Domaine Louis Cheze
サン・ジョセフは白ワインもあります。
使用ブドウは、マルサンヌ60%、ルーサンヌ40%。
この白も素晴らしかったです。
ヴィオニエ100%のコンドリューと比べると、より果実味が表現され、しかもやわらかい。それでいて、ミネラルもあります。
参考上代4,600円と、赤のサンジョセフ ロ レ(同じ区画)より高いんです。
生産者の本気度がわかります。
※輸入元:アグリ
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AOCコンドリュー(白)と、AOCサン・ジョセフ(白赤)がメインの、北ローヌの生産者です。
どこが気に入ったかというと、まず、エチケットの文字の字体です(笑)
正直、エチケットの気配で、おいしそうなのか、なんとなくわかります
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Ro-Rée、Caroline、流麗で美しいですね
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まずは白ワインから飲んでみましょう。
ヴィオニエ100%のコンドリューは2つのキュヴェがありました。
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Condrieu Cuvée Pagus Luminis 2017 Domaine Louis Cheze
Condrieu Cuvée Brèze 2017 Domaine Louis Cheze
ピチッと緻密なミネラル感があり、白い花のニュアンスが高貴でありながら、ピュアな果実味があります。
しなやかで流れるようなボディが素敵です。
どちらも南向き斜面の畑で、キュヴェ名は、それぞれの区画の名前です。
「キュヴェ・パグス・リミニ」は樹齢25年。新樽は使いません。
「キュヴェ・ブレゼ」のブドウの樹齢は30年。こちらは一部に新樽を使います。
どちらもノンフィルターで瓶詰めします。
2つのキュヴェを飲み比べると、よりソフトなのが「パグス・ルミニ」で、よりストイックさを感じさせるのが「ブレゼ」。
飲む時の気分、飲む人の好み、食べたい料理、誰と飲むか、などなどで、チョイスが違ってくるでしょう。
「パグス・ルミニ」が参考上代6000円、「ブレゼ」が7,500円(税抜)。
コンドリューとしては、非常にお買い得だと思います。
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赤ワインはサン・ジョセフがあります。
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Saint-Joseph Cuvée Ro-Rée Rouge 2017 Domaine Louis Cheze
Saint-Joseph Cuvée Caroline Rouge 2017 Domaine Louis Cheze
どちらも花崗岩土壌の畑のシラー100%。
「キュヴェ・カロリーヌ」の方が「キュヴェ・ロ レ」の斜面上部、標高300mに畑があり、平均樹齢40年。
カロリーヌは新樽を使いますが、ロ レは使いません。
どちらも無濾過で瓶詰します。
飲み比べると、ロ レはやわらかな果肉感があり、やさしく、ほっこり。
カロリーヌは凝縮感があり、緻密度が増しています。
好みでいえば、やさしいロ レに癒されたいです。
ワイン好きの友人と少人数でゆっくり飲むなら、カロリーヌでしょうか。
ロ レの参考上代3,800円、カロリーヌが4,500円。
サン・ジョセフは、日本市場では知名度がそれほど高くないですが、ルイ・シェーズのサン・ジョセフは、本当にお買い得だと思います。
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Saint-Joseph Cuvée Ro-Rée Blanc 2017 Domaine Louis Cheze
サン・ジョセフは白ワインもあります。
使用ブドウは、マルサンヌ60%、ルーサンヌ40%。
この白も素晴らしかったです。
ヴィオニエ100%のコンドリューと比べると、より果実味が表現され、しかもやわらかい。それでいて、ミネラルもあります。
参考上代4,600円と、赤のサンジョセフ ロ レ(同じ区画)より高いんです。
生産者の本気度がわかります。
※輸入元:アグリ
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ここで使われている用語について教えていただけますでしょうか。
「キュヴェ」とはどういう意味でしょうか。
また「ミネラル感」とはどんな感覚なのか、教えていただければ幸いです。どちらもよく耳にするのですがどういう意味か分からず悩んでいました。
どうぞよろしくお願いいたします。
いつもお読みいただいているとのこと、ありがとうございます。
また、ご質問ありがとうございます。
ワインの用語は、よくわからないものが多いですよね。
出てくる頻度が高いものは説明を省略しがちなので、すみません。
「キュヴェ」は、日本語だと「限定仕込み」でしょうか。
例えば、醸造して樽に入れたワインがいくつあるとします。樽ひとつずつを試飲していった際に、他の樽とは明らかに個性が違うものがあったような時、他の樽のワインとはブレンドせず、その樽の個性を活かしたワインを造ってみよう!となれば、「キュヴェxx」と名前を付けることになるわけです。
それが特定の区画で収穫したブドウで造った場合、キュヴェ名は区画の名前を付けることが多いです。
また、特別素晴らしいブドウが収穫された年に、いつも造っているワインとは別の造り方をしたワインに特別な名前を付ける例もあります。
キュヴェ名は、お子さんの名前、両親、祖父母、祖先、地元に所縁のある人物など、人の名前も多いです。
要は、その生産者の特別な基準で選び分けたワイン、です。
次に、ふたつめのご質問「ミネラル/ミネラル感」です。
これは、いくつか例があります。
私が感じるのは、ワインを飲んだ時に(白ワインが多いですが)、非常に薄いアルミニウムのプレートに舌が触れた際の感覚、ほのかな塩気、岩塩のニュアンス、鉱石を舐めたようなピチっと引き締まった緻密なテイスト、カルシウムの錠剤を舐めた時のような感じ、石灰岩、生牡蠣の身、牡蠣の貝殻、などなどです。
キレのある酸があって引き締まったボディの白ワインに感じることが多いですが、コハク酸のような風味も、ミネラル感といっていいでしょうか。赤ワインで石灰岩土壌から来るニュアンスを持つものなどにも、鉱物的なテイストを感じたりします。
こんな説明でおわかりいただけそうでしょうか。