杯が乾くまで

鈴木真弓(コピーライター/しずおか地酒研究会)の取材日記

いつかちゃんが現れた!

2009-02-08 22:23:22 | 社会・経済

 2月6日(金)は東京ビッグサイトで開かれたグルメ&ダイニングスタイリングショー春2009で、静岡県商工会連合会の出展ブースでキャンガル?もとい、キャンオバさんを務めました。

 

Imgp0362  いよいよお披露目となった『しずおかフルーツ100%ゼリー~ふじやまさんちのいつかちゃん』。昨年、紹介した酒と肴のギフトセットつまんでごろーじよりも、ブースに立ち寄るお客さんは女性が圧倒的に多く、声もかけやすかったですね。商工会スタッフも、昨年は男性オンリーでしたが、今年は女性が大勢助っ人に来てくれて、華やいだ雰囲気。もっとも、風邪が治らないマスク姿の私は、バックヤードから試食用小皿をブースへ運ぶ裏方役に徹していましたが。

 

Imgp0359_2  気になるお客さんの反応ですが、味のほうはおおむねバッチリ。常温だったので甘さが強く感じた人も多かったようです。

 

 こういう展示会で、短時間で商品のコンセプトや特徴を伝えるのは難しく、なんといっても試食の評価がすべてです。6日は袋井浅羽マスクメロンゼリーを作ったどんどこあさばの戸塚さん、三ケ日青島みかんゼリーを作った入河屋の松嵜さんも会場へ駆けつけ、お客さんの反応を直接確かめていました。

 

 

Imgp0367  おいしいと感じてくれれば、次に商品を手に取って、パッケージを確かめ、アンケートに協力してくれて、運が良ければ詳しい資料をくれ、という流れに持って行けます。新商品を世に出すって手間がかかるけど刺激的で面白い!ってつくづく感じました。

 

 

 プロのバイヤーからは、「名前が長ったらしい」「パッケージが軽い」「価格設定が高い」などなど手厳しい意見もあり、アンケートを集計した上で改良すべき点は改良することになると思います。

 

 

 

 16時の終了直前、最終日ということで他のブースに出展していた業者さんもかけこみ試食にやってきました。

 Imgp0369 その中に2歳前の子どもを連れた女性がいて、子どもがみかんゼリーを手に取ってぱくつきはじめます。残さずたいらげてしまった子どもに「ふだん食べない子なのに、どうしちゃったの~」とビックリした様子。男の子でしたが、まさに目の前に「いつかちゃん」が現れた!と、私も、他のスタッフも感激してしまいました。お母さんとおじいちゃんらしき男性が、喜んで資料を持って帰る姿に、今日一番の感動をもらいました。

 

 いつかちゃんが、どんな形で正式デビュー(発売)になるのか、まだ最終決定までには紆余曲折もあろうかと思います。私がかかわれる部分は、この先、ブログ等でPRすることぐらいですが、自分が考えた「子どもがスイーツデビューするときに、両親や祖父母が安心して食べさせられるホンモノの味」というコンセプトが、くどくどとした説明も要らずに消費者に伝わったことを、あの男の子の食べっぷりを通して実感できた…そのことを自信に、いつかちゃんのデビューを支えていきたいと思います。