芭蕉さんのゆかりのある深川周辺を少し歩いてみました。
東京都江東区というと観光にはあまり馴染みがないような感じがします。
でもネットで検索して観光イラストマップなどを出してみます。臨海部では若洲公園、東京ゲートブリッジ、お台場、また当ブログでも紹介したことのある仙台掘り川公園から荒川ロックゲート。
そして深川のお不動様、八幡様と新旧入り混じって楽しそうな所が沢山ありそうです。
まずは芭蕉記念館です。
都営地下鉄森下駅から歩いて7分ぐらいです。歩くのが面倒だと言っても芭蕉さんの旅に比べればわずかです。東京の街を歩きましょう。
展示室には元禄4年正月3日付け句空宛芭蕉書簡、蕪村の芭蕉座像図など所蔵されています。
裏手にある隅田川の堤防の上に出てみました。隅田川を通して東京の中心部、ビル群が見えます。
堤防の上を少し歩くと史跡展望庭園があります。
隅田川に架かる橋でも一番美しいと言われている清洲橋です。
清洲橋を背にして芭蕉翁が鎮座していました。
水上バスが通過していきました。やっぱり現代です。
芭蕉さんが千住に旅立った時は小さな船だったのでしょうね。
次は萬年橋です。
江戸時代は富士山が綺麗に見える名所だったそうですよ。葛飾北斎の「富嶽三十六景・深川萬年橋下」に描かれた有名な橋です。
現在は鉄骨造りになってしまいましたがそれでも趣のある橋ですね。
川船番所跡
幕府が設けた番所で萬年橋北岸に置かれ川船を利用して小名木川を通る人と荷物を検査したそうです。
それではお不動様の方に行きましょう。
成田山東京別院深川不動堂・・・深川のお不動様です。
正面が旧本堂、その奥が内仏殿、左側が本堂で映画館みたいに階段状に座席がなっていて一番下で護摩修行が行われます。
元禄16年成田山のご本尊を江戸に奉納して特別拝観したしたことに始まり、このご本尊は弘法大師御みずから敬刻開眼されたといわれています。
参道には深川飯を出している食堂もあり入ってみました。
でもどうでしょうか、本当においしい店は違う場所にありそうです。グルメを追及する人はネットで調べていった方がいいようです。
ご隠居は食べる方はあまり気にしていないので行き当たりばったりで当ブログではグルメに関しては期待しないでくださいね。
お不動様の隣にある富岡八幡宮です。
都会の真ん中でも木々に囲まれていて和みます。
江戸三大祭の一つ「深川八幡まつり」で有名です。あと二つは「神田祭」「山王祭」です。
神輿を担ぎ手が水をかけられながら練り歩く連合渡御は勇壮らしいです。
境内には静かな池もありました。
横綱力士碑
歴代の横綱力士と大関雷電為右エ門を顕彰しています。
八幡様の裏手の八幡掘遊歩道に架かっている八幡橋です。
鉄を主材料として作った橋として造った鉄橋としては日本最古のもので国の重要文化財です。
かつては明治11年京橋楓川に建造され島田弾正屋敷が近くにあったので弾正橋と言われていたのを現在の場所に移築しました。
江東区だけでもまだまだ見ていない場所が沢山あります。
が今回の街歩きはこの辺で。