列島はすっかりお盆モードですね。
墓参りには行きましたか?
朝起きて仏教徒であることを思い出して花を買って出かけたなんていうのもいいのではないでしょうか。
都会をちょっと離れるとお盆の前日に墓を掃除して当日は朝から風呂に入ったりシャワーを浴びて下着を取り換えお寺に向かうなんて言う場所もあるようですよ。
お寺では提灯のローソクに火を入れてもらい自宅の仏壇に移します。
遠くからの親戚も集まり、先祖を供養して美味しいもの食べて日本のお盆が過ぎていくのです。
暑くて静かな日本の風物詩ですね。
パソコンを見ていたら頼みもしないのにアマゾンから野崎さんにお奨め「人魚の眠る家」とメールに入っていたので暇なので買ってみました。
今回の東野作品は、脳死判定、死の意義、臓器移植など今までとは違ったテーマです。
プールの事故で脳死状態になった娘の介護、それを通じて日本の法律の未熟さなど例によってよく調べて書かれています。
本のカバーに書かれている「父は妻と娘のために自ら進める科学技術を娘に施すことを考える。その試みに抜擢された若き技術者は美しい母親の助けになろうとするが、いつしか使命感以外の気持ちに突き動かされていくー。」
愛を生むのは、悲劇か奇跡か。
でもこれは付け足しみたいなもので全く恋愛ものではありません。
プロローグに少年が出てきます。しかし本編には全く登場しません。忘れているとエピローグにしっかり出てきてそういうことかと思います。上手です。
ちょうどお盆です。今まで我々が元気に生きていることがどんなに素晴らしいことかビールなど飲みながら軽く考えてみたいと思いました。
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