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母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

センチメンタルな気分

2009年08月10日 | 家族・自分
人気うなぎのぼりup_slow の、
ししさんブログ「二日酔いの日曜日の午後」 を読んで、学生時代を思い出した。

ししさんブログにもコメントしたが、さだまさしの「檸檬」が好きだ。授業が終わった後、御茶ノ水駅前の大きい喫茶店(ルノワール?)に同級生と行ってよく時間潰しをした。東洋英和から来た女の子、メチャメチャ可愛かった。その後、母校・中大は八王子に移転。やむなく小生も調布に移り住んだが、仲間と語り合う場は山の中に立つ異様に立派な学食に変わった。下町の曳船(墨田区)~学生街のお茶ノ水に通った情緒漂う1年間がとても懐かしい。

さだまさしは、下館一高出身の男から教えてもらった。
【さだ=軟弱=暗い】イメージを持っていた小生だったが、下館一高が「まんずぅ 歌詞がいがっぺぇー!」としつこくワイン片手に熱茨城弁(笑)をふるうので、聞いてみた。ビックリした!凄いと思った!それ以来のさだファン!!

森田童子の「ぼく達の失敗」も学生時代の忘れられない曲。

昼でも明かりがささない古いアパートの一室、都会の夏は朝から湿った空気が肌にまとわりつく。階下の部屋から子供の泣き叫ぶ声。ジージー蝉の声がうるさい。叔父の町工場のバイトで稼いだなけなしのお金で買ったステレオラジカセから聞こえて来る「森田童子」。

本気でおかしくなりそうだった自分がいた。
泣きそうになりながら、大の字に寝てみる。

裸電球の向こうに一高の破れ帽子が見える。

「田舎に帰ろう」と、その時思った。