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ん?んん?んんん?

2017年05月05日 | 読書

今をときめく人気作家・伊坂幸太郎の初読み。

盛岡や岩手山や宮沢賢治の詩が出て来て親近感を覚えたが、読むのが苦痛だった。思ったことを相手に喋らせる能力を持つ兄と十分の一の確率の勝負事までは100%結果を当てることが出来る弟が主人公。兄は一人で時の首相の街頭演説内容を変えようと画策し絶命する。兄の影響を受ける弟は競馬で大金を稼ぎ「金は力」とばかり何かへの準備を進める。

登場人物の会話が突然、国政選挙や憲法改正の国民投票やファシズムの話に移って行くこと多し。しかも、話があっちこっちに行くので読みにくいこと甚だしい。そして、天邪鬼な私は「一般市民が電車の中や喫茶店で四六時中政治のこと語るわけないべさ!」と思ってしまうのだった。たぶん、この人の本は二度と読まないと思います。