白堊スポーツ - since 2004.09.18

母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

なんだかドラマを感じた瞬間

2017年05月09日 | 読書

昨晩から奥田英朗の「サウスバウンド(下)」を読み始めて25頁ぐらいのところで白い紙片がヒラリと舞った。「何っ?」と思って目を凝らしてみるとレシート。古本を通販で購入している私に訪れたハプニング!私が手にしていたのは2007年9月13日(木)11時18分、東京の流水書房広尾店で購入された本だった!

この本を買った人と10年の歳月を経て巡り合った!
「うわーっ!まるでタイムマシン!あっ!消費税5%だ!」
と色めき立ち、この本屋さんをネットで調べる。

青山ブックセンターの系列書店・・・?
そして、流水書房広尾店発見!
東京都港区南麻布4-1-29にあるらしいが、今は文教堂という本屋さんかも?

購入した人はいったいどんな人?男?女?年齢は?
そして、この人はこの本を読んでどんなことを思ったのだろう?
そもそも読んだのだろうか?

いろいろな想いが駆け巡る!

ない頭を絞り出せば何か小説書けるかも(笑)

こりゃかなり面白い!

2017年05月09日 | 読書

小学6年の上原二郎の父・一郎は元過激派で定職を持たず家でぶらぶらしている。母・さくらは家の近くで喫茶店を経営して家計を支え、姉・洋子は21歳のOL、妹・桃子は小学4年。二郎目線で、一郎の過激な(常軌を逸した?)行動、二郎に降りかかる不良中学生からのたかりと暴力、担任教師の真の姿、同級生との友情が語られて行く。で、いろいろあって、一家は上原家先祖伝来の地沖縄の西表島への移住を決める。

二郎本人が気づかないまま、じわりじわりと父親に似て来ていることがわかって、「この場合どうする!?」っていう期待感で先に進むのがとても楽しい。そして、いつもはおとなしい母・さくらのいざという時のきっぷの良さが清清しい。さくらも実は元過激派!西表での二郎一家どうなるんだろう?わくわくどきどき!