「キケン」とは成南電気工科大学『機械制御研究部』の略称=【機研】のことである。その【機研】の卒業生・元山が10年前の出来事=部長・上野直也のはちゃめちゃ振り、副部長・大神宏明の失恋事件、学園祭の模擬ラーメン店での売上137万達成!、ロボット相撲コンテスト決勝での自爆シーンを妻に語りつつ懐かしき青春時代を振り返る。
有川作品としては「キケン」というぶっそうな表題のわりにはとんでもない(ワクワクする)展開があるわけでもなく、主な登場人物もたった!4人というこじんまりした話で正直「駄作」と言っていいかもしれない。な、もんだから読む終えるのに3日もかかってしまった(汗)。
まっラスト数ページ、青春時代を懐かしく振り返った元山が新妻と成南電気工科大学の学園祭に行って模擬ラーメン店を訪ねるシーンあたりでウルって来たけど・・・人気作家さんとて人間。いつもいつも読者を唸らせる作品を書けるわけじゃないってことですね。次回の作品(図書館シリーズ2作目の予定)に期待しょう!