東京郊外のダンチに住む京橋家の祖母、母、父、娘(高校生)、息子(中学生)、息子の家庭教師の女、各々の目線で語られる連作小説、直木賞候補作。
「秘密を待たないこと」をモットーにしている京橋家、実は仮面家族。上っ面で仲の良い家族を装っているが、みんな人に言えない秘密を持っているのだった。また、この秘密がドロドロしていて、頁をめくる手がなかなか前に進まない。おばあちゃんが1人ラブホテルを堪能する姿が可笑しかったが、読後感は正直良くない・・・久々に気分が悪くなった本でした(泣)。
しかし、俺が読む本、なんで「東京郊外が舞台」が多いんだろう?