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輪違屋糸里(上)-浅田次郎

2018年01月20日 | 読書

評価4
舞台は幕末の京都。
動乱の中、新選組局長・芹沢鴨の傍若無人な行動が際立っていた。芹沢鴨を中心とした新選組浪士の暗躍を土方歳三を慕う京都島原の芸妓・糸里、新選組屯所の二人の女房・おまさとお勝、芹沢の愛人・お梅の視線でとらえたなんとも切ない物語。派手な立ち回り場面は抑えつつ女性の目線で語られる幕末の空気感がなんとも言えない。糸里の運命やいかに・・・

この本にも登場する斎藤一、相変わらず恰好いい(笑)。