評価
浅田次郎のユーモア(ドタバタ)小説。
バブル崩壊後の不況の中、会社存続の窮地に陥った旅行会社が奇抜な旅行プランを打ち出した。それは、パリの超高流ホテル「王妃の館」に10日間滞在、150万円プラン「光」と20万円プラン「影」。この2つのプランは同じ部屋を時間をずらして使用させる客には内緒のウルトラプランだった。
さて、このウルトラプランに、癖のあるお歴々が集って花の都パリでの抱腹絶倒のドラマが繰り広げられる。
前半のドタバタ劇が面白くってづんづん読み進んだが、ルイ14世の話に転換したところから「もは~」っとした展開になってしまって面白さも停滞。よって「5」になるはずだった評価が「3」へ・・・ ん~ あの勢いで行って 欲しかったですね、残念。さて、下巻はどうなんでしょう?