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花の鎖ー湊かなえ

2019年02月06日 | 読書

評価3

主人公は渓谷を有した風光明媚な田舎町に住む女性3人、梨花、美雪、紗月。梨花は両親を事故で失った矢先に祖母がガンで入院、美雪は職場結婚したが子供が出来ず悩み、紗月は水彩画の講師をしつつ和菓子屋でバイトの日々。毎年10月20日になると母に大きな花束を贈ってくれる謎の男「K」に祖母の手術代の援助を申し出ることを思い立った梨花の行動が3人の女性を繫いで行く。女性たちの人生と「K」との関係がラストで明らかにされるミステリー。キーワードは和菓子屋名物のきんつば、コスモス、コマクサ、登山、絵。

途中女性3人の関係性がわかってしまい、ミステリー的には驚くほどではないと感じてしまったが、構成力はさすが!このような組み立ての作品を読んだのは初めてだった。もう一度読んでみたらかなり楽しいと思う(意味深・・・)。