白堊スポーツ - since 2004.09.18

母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

じゃじゃじゃ

2019年07月26日 | 夏の高校野球
よくよく考えてみたら、私は佐々木朗希君のピッチングを1度も見たことがないのでした~♪ 騒がれれば騒がれるほど、その選手に興味がわかなくなる性質なもので・・・テヘヘ(笑)

こう人間もいるのですから、高校に抗議するとかどうかしてると私は思いますよ。

「冷静になりましょう」

と数年前の夏の県大会試合中、熱くなり過ぎた相手チーム監督を諌めたわが母校主将がいたことは知る人だけが知っている有名な話です。

花巻東12-2大船渡

2019年07月25日 | 夏の高校野球
國保監督の采配を支持します。
大船渡高校ナインお疲れさまでした!

急遽全国ネットになって多くの人が注視する中で、今後の高校野球界に一石を投じるような試合だったと思います。甲子園の決勝でも有り得るのではないでしょうか?勝利至上主義よサラバかも・・・「昔の高校野球の醍醐味」からは遠ざかるかもしれないですね。

見知らぬ妻へー浅田次郎

2019年07月24日 | 読書

評価4

浅田次郎節満載の短編8作品。
①踊り子②スターダスト・レヴュー③かくれんぼ④うたかた⑤迷惑な死体⑥金の鎖⑦ファイナル・ラック⑧見知らぬ妻へ

昔々の東京赤坂界隈のやさぐれ高校生の青春、東京~パリで活躍する売れっ子デザイナーのうぶな恋、懐かしき競馬場風景などなど・・・

「うたかた」にホロっとさせられた。さすがです!

浅田作品には昔の都会の若者が出てくる短編が多いのだけど、実はあまり好きではない。不良なのか?優等生なのか?わからないし、しょせん、田舎者なので全然共通点が見つからないし、理解不能だから(苦笑)。

青の時代ー三島由紀夫

2019年07月21日 | 読書


昭和24年11月の「光クラブ事件」で高利金融会社を経営していた東大生をモデルとした物語。激しい自己反省癖を持ち、自意識過剰な青年の心理描写が痛々しい。

実は20歳頃に読んでいるらしい本の再読。む~こんな難しい本を読んで、当時の我輩は何を想ったのだろうか!?それを知りたい。昭和10年代の情勢に関する本を読んでいるので時代背景は理解できた。77頁あたりに出て来る「数量刑法学」さっぱりわからん。

夏の高校野球岩手大会4回戦の速報をチラ見しながらの読書でした。最近は、読書>高校野球、もしや活字中毒?う~む、これはまずい傾向ですねぇ(汗)。

サファイアー湊かなえ

2019年07月21日 | 読書

評価5

作中に登場する宝石が重要な役割を担っている7つの物語を収めた短編集。ストーリーテラー・湊かなえならではの宝石のようにきらめく物語。どこに行きつくのかドキドキしながら読んだ。湊かなえ凄い作家です!

①真珠②ルビー③ダイヤモンド④猫目石⑤ムーンストーン⑥サファイア⑦ガーネット

①途中まで全く展開が読めない。ずーっと子ども用歯磨粉の話を聞かされるのでいささかうんざりしながら読み進むと、な、な、んと、人物入替の話に・・・
②瀬戸内の島に出来た老人福祉施設の老人とお隣の家族の心温まる話、で終わるか?と思いきや、家族の姉の話に心が着いて行けず目が白黒
③ある中年男性が助けた雀の恩返しの話。湊さんには珍しい設定。
④どこにでもあるような平凡な3人家族、と思っていたら、それぞれ誰にも言えない秘密を持っていた。それを目撃していた隣家の女が・・・ひゃ怖い!
⑤市議会議員の夫を殺してしまった小百合の許に現れた敏腕女性弁護士・久実は中学時代の同級生。周囲からイジメにあっていた久実を助けたのが小百合だった。話の筋から、てっきり弁護士は小百合の方だと思っていただけにどんでん返しにビックリ!
⑥誕生日に指輪を贈ってもらう約束をしていたマミのボーイフレンドが事故死。その事故には、ある悪質商法が絡んでいた。
⑦マミは小説家になり、その恨みと罪悪感はさらに膨らみ驚くべき結末へ向かって行く。