白堊スポーツ - since 2004.09.18

母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

頑張れ!飛雄馬!!!

2019年12月11日 | 白堊な人々

東大4年で関東学連主将として箱根駅伝出場の盛岡一高出身・阿部飛雄馬君の記事が今日の「スポーツ報知」に載っています!

阿部君は県内屈指の長距離ランナーでした。
高校時代の成績は下記の通りです(白堊スポーツ調べ)。

※SCは障害の略
◆3年生(2014年)
 ・東北高校選手権=3000㍍SC2位
 ・県高校総体=3000㍍SC1位、5000㍍2位、1500㍍3位
◆2年生(2013年)
 ・東北高校新人=3000㍍SC2位、5000㍍1位
 ・県高校総体=5000㍍3位 ※一高歴代最高記録
◆1年生(2012年)
 ・東北高校新人=5000㍍4位
 ・県高校新人=5000㍍2位

シティ・マラソンズー三浦しをん、あさのあつこ、近藤史恵

2019年12月10日 | 読書

評価3

3人の作家による3都市のシティマラソンをめぐる物語。
ニューヨークシティマラソン(純白のライン・三浦しをん)、東京マラソン(フィニッシュゲートから・あさのあつこ)、パリマラソン(金色の風・近藤史恵)。

①純白のライン
「娘が彼氏と接触するのを阻止するように!」との社長の命を受けてニューヨークに飛んだ安部広和。ニューヨークシティマラソンの自由奔放な明るさに溶け込み、挫折した陸上競技生活とサラリーマン生活をオーバーラップさせる。社長の命令は実は娘の策略だった。

②フィニッシュゲートから
ランニングシューズ開発会社に勤める南野悠斗に高校時代の友人から「東京マラソンに出る」と連絡が来た。高校時代エリートランナーだった悠斗は自分の限界を知り挫折するが、控え選手だった友人のレース後の明るい笑顔に心を揺さぶられる。そして、今、友人に「自分の作ったシューズで走って欲しい」と申し出る。

③金色の風
バレエの道を断念した夕は単独パリに語学留学。街を颯爽と駆け抜ける金髪の女性(アンナ)とその愛犬(ベガ)に触発されて早朝のランニングを始めて帰国前にパリマラソンに挑戦。アンナとベガに思いを馳せる。

レースとともに描かれるニューヨークとパリの風景がうつくしい。挫折した3人それぞれの心象と風景があいまってなんとも言えない温かな短編集。

花散る頃の殺人ー乃南アサ

2019年12月08日 | 読書

評価3

音道貴子シリーズ2冊目。
音道貴子(33歳独身、バツイチ)は警視庁刑事部第3機動捜査隊立川分駐所の刑事。身長166cm。交通警察官を経て刑事になった。ニックネームは「おっちゃん」。趣味はバイク。埼玉県旧浦和市出身。家族は両親と2歳下の妹(行子)と5歳下の妹(智子)。住まいは吉祥寺のマンション。かなりの美形。酒は強い。

6作品からなる短編連作集。派手な殺人などはないが、貴子のゴミが漁られるなどバラエティーに富んだ内容。相変わらず冷静沈着な貴子だが、女子高生に「そんなにカリカリしてると、余計にお肌が荒れるよ。機捜のお姉さん!」って反撃を食らって「クソガキ!」と呟く場面に爆笑!まだまだ音道貴子の追っかけは続くのだぁー(笑)!

何年かぶりに真面目に見ようと思って、

2019年12月07日 | サッカー
午後2時にPC前に陣取って、Jリーグの優勝決定試合=横浜FMーFC東京をネット観戦するも、前半、横浜FMが先制したところで映画を見始める。

全然Jリーグ、進歩してないぢゃん!
世界に置いて行かれてる日本サッカーに納得!

こったな低レベルの試合に5万人の人々が集ったことに驚く。まだまだ日本人は金を持ってる(笑)。

風が強く吹いているー三浦しをん

2019年12月06日 | 読書

評価5

部員が10人しかいない寛政大が初の箱根駅伝に挑む青春小説!

竹青荘(ちくせいそう)に住む4年・清瀬が10人目の住民を探していたところ、高校時代に全国に名を馳せたランナーの新入生・走(かける)を見つけて強引に入居させる。実は格安な家賃と引き換えに竹青荘の住人は寛政大陸上部員となることになっていて、ついに数が揃ったことで清瀬が「箱根挑戦!」をぶち上げるのだった。しかし、2人以外の陸上経験者は1人だけ。あとは司法試験合格者、クイズおたく、ニコチン中毒、漫画おたく等々、とても1年足らずで箱根本戦、いや予選会すら目指せるメンバーとは思えないのだが、ところがドッコイ(笑)。ま~あり得ない話なのですが、読めば必ず感動します!涙出てきます!是非読んでみてください!

実は、三浦しをんさん、これまで直木賞を取った「まほろ駅前多田便利軒」しか読んだことがなくて、これが私的には好みではなかった(面白くなかった)ので敬遠していた作家さんだったのですが、直球勝負のスポーツ青春物にビックリ!これから他の作品も読んでみようと思います。

【追伸】あと数冊「駅伝物」を読んで箱根駅伝本番に備えます(笑)。

阪急電車ー有川浩(再読)

2019年12月03日 | 読書

評価5

先日見た映画に感動しての路線図片手に再読3回目、毎年1回は読んでいる!またしても、美帆ちゃんの苗字発言とえっちゃんのアホ彼氏披露の下りには吹き出してしまった(笑)。電車の中で触れ合う人々のシーンが映像とあいまって心にしみる。いろいろな要素を260頁に詰め込んだ最高傑作だと思います!有川浩、もしや天才!?阪急今津線乗ってみたいな~



幕末ー司馬遼太郎

2019年12月01日 | 読書

評価3

幕末期の暗殺(未遂)事件を取り上げた12の連作短編。
こうして見ると、あの伊藤博文も暗殺に加担していることに驚く。そして、逃げて逃げて逃げまくった桂小五郎のしぶとさに感嘆。凄まじい世の中だったんだな・・・とため息。

以下、狙われた人物 ← 暗殺実行者

 1.井伊直弼 ← 有村治左ヱ衛門 <桜田門外の変>
 2.清河八郎 ← 佐々木唯三郎
 3.三浦休太郎 ← 後家鞘彦六 <天満屋事件>
 4.姉小路少将 ← 大庭恭平
 5.冷泉為恭 ← 間崎馬之助
 6.住谷寅之助 ← 浦啓輔、山本旗郎 ← 住谷七之允、忠次郎
 7.吉田東洋 ← 那須信吾、安岡嘉助、大石団蔵
 8.桂小五郎(木戸孝允) ※未遂
 9.宇野東桜 ← 高杉晋作、塙次郎 ← 伊藤俊輔(博文)
10.大平備中 ← 彰義隊
11.大利鼎吉 ← 谷万太郎
12.英国公使パークス ← 三枝蓊、朱雀操 ※未遂