まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

意外に役立ったもの(5)

2019年10月08日 | 台風15号(201909)
意外に役立ったもの(5)は、昨今、携帯電話の普及ですっかり少なくなった昔ながらのNTT電話ボックス(公衆電話)である。
 
停電が長引き、スマホの電池はきれてしまい携帯電話は使用不能。
家の固定電話もルーターに繋がっているIP電話なので、停電時は不通。
 
翌日のシルバーバイトのシフトを電話で確認する必要があり、さて、困った。
 
以前、昔ながらのNTT電話は停電でも使えるという話をきいたことを思い出し、字田舎ではすっかり絶滅危惧種となっている電話ボックスまで古い軽四を走らせてみた。
 
10円玉をポケットから取り出し、コイン投入口におもむろに入れてみると、通話可能の発信音。
昔ながらは頼りになるなぁと感謝した。
 
同じ状況の方も多かったようで、普段はとんと利用者のいない電話ボックスだが、私の利用中にも次の方が車で乗りつけてきた。
 
NTT電話は、意外に災害に強いようである。
 
電力でも、通信でも、普段は利便性、コストが重視されるけれど、ベーシックな技術ってのも地味に活用していく社会の方が、想定外のことが起こった時には、柔軟な対応ができるのではないのかな。

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<今日は何の日>
今日は、『地熱発電の日』だそうです。
1966(昭和41)年の今日、日本初となる商用地熱発電が運転を開始したことを受けて、石油天然ガス、金属鉱物資源機構、電気事業連合会、日本地熱協会が連名で記念日に制定。

長い停電を経験したばかりなので感じますが、発電も複線的に行った方が災害時には強そうです。
コスパを考えるとそう簡単ではないのでしょうが、少なくても利権がらみの原発神話は復権してほしくありませんね。

どんな方法にも、必ずメリット、デメリットはある。絶対安全、絶対壊れないなんてことはあり言えない。
 
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意外に役立ったもの(4)

2019年10月07日 | 台風15号(201909)
意外に役立ったもの(4)は、ガーデンソーラーライトである。
 
停電となり初めての夕方、ワンコ先生との散歩から帰ってみると、周囲は真っ暗な中、庭先に煌々と光るガーデンソーラーライトに気づいた。
 
あまり使わなくなった頭の中に、「ピカリン!」とひらめきが。
 
その夜は、庭のソーラーライトを引き抜いて、家の廊下などの灯りとして使った。
 
 
明け方まで点いていて、夜中の家の中の移動に大変助かった。
 
日中は庭に戻しておけば、お天気が良ければ、夕方にはまた使用できる。
 
今回の停電を機に、3本ほど増設。
 
 
これも生活の中でいつも使っているローテク家電の一つである。

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<今日は何の日>
今日は、旧暦9月9日、『重陽(菊)の節句』です。
 
菊の花には、昔から寿命を延ばす力が宿っていると考えられており、観賞用だけではなく、薬草や食用としても人々から愛されてきました。

まだ暑い日が続きましが、庭先の小菊の蕾もだいぶ膨らんできて、秋に着実に移り変わっていますね。
 
<重陽(菊)の節句:「菊慈童」の伝説>
昔中国の周という国で国王に仕えていた慈童は、あろうことか掃除中に国王の枕をまたいでしまいました。
当時の中国では王様の枕をまたぐ行為は重罪で、慈童は山の奥深くに追放されます。
そんな慈童を不憫に思った国王は、こっそりと慈童に釈尊から賜った観音経の一部を渡しました。
山に追放された後、慈童は国王から授かった経文を忘れないようにと菊の葉にしたためました。すると不思議なことに、その経文が記された菊の葉に落ちた雨露が長寿を授ける霊薬となっとさ。
 
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意外に役立ったもの(3)

2019年10月06日 | 台風15号(201909)
意外に役立ったもの(3)は、ローテク家電を維持するために一定量ストックしてある乾電池である。
 
乾電池はどんな一流メイカー製でも、作られたその時から自然放電を始める。
だから防災袋にたくさん詰め込んで、5年も、6年も使わない電池は、いざというとき液漏れしていたたり、電圧が下がってしまっていていくらも使えないということもある。
 
黄色マーカーの部分、「いつも使っている」というニュアンンスの部分がポイントと思う。
このブログにも書いたが、ダメな例は、わが家の防災無線宅内受信機である。

乾電池は、平常時は、街の大手家電店、ホームセンター、百均などに山積みされている。
ところが、である。
 
3.11の大規模停電のときもそうだったけれど、停電が長引きそうとなると、どの売り場もすっからかんになってしまう。
 
普段電池を使っていない人たちが、「念のため」と、必要以上に買ってしまうのだろう。
 
ローテクの懐中電灯、ラジオ生活を送っていると、いつも使っているものが複数あるから電池切れになっても慌てなし、このライトは、このラジオは、〇月に一回くらい替えればいいというペースもわかり、それに合わせて百均やネットでアルカリ電池をまとめ買いしている。
 
単2=10本、単3、4=各20本以上をストックが現在の目安数である。
こえが約半年で回っている。
 
『安物電池』といっても、Amazonやダイソーで売っているものに性能の不満はない。
 
今回の停電でも、思いがけない長時間使用の懐中電灯の電池切れにも慌てることなく対応できた。
 
全体の製造量には問題なくても、非常時の個々の悪意のない購入によって、同じ生活者が困るというのもすっきりしない。
 
販売店でもこんな時は購入数量を規制するとかできないものか。
 
ま、それには停電見通し等のしっかりした情報提供が不可欠である。
 
販売店は売り上げは第一だし。
 
なかなか難しい。
 
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<今日は何の日>
今日は、旧郵政省が制定した『(旧)国際ボランティア貯金の日』です。
 
国際ボランティア貯金は、通常郵便貯金の利子の20%が発展途上国の支援等の為に寄附される貯金で、1990(平成2)年から開始。郵政民営化に伴い2007(平成19)年に取扱いが中止。
 
私も勧められたのもありますが、趣旨に賛同し、家族中、国際ボランティア貯金に参加していました。
 
この頃の郵便局は頼りになりましたよね。
 
日本郵政の経営者のみなさん、もう民営化以来ずいぶん月日も経ちました。
よらば『大樹』じゃなくて、どうか『自立』を考えてください。
 
郵政という看板はありますが、株式会社なのですから、人の生活に役立つことだったらなんでもありなのでは。
 
創業の前島密さんには、生活者のためにが第一で、利権や組織の保身などまったくなかったはず。
だから全国の篤志家は賛同し、郵便局ネットワークができたのでしょう。
 
創業者の理念に立ち返り、字田舎の利便性をどうか守ってください。(=゚ω゚)ノ
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意外に役立ったもの(2)

2019年10月05日 | 台風15号(201909)
意外に役立ったもの(2)は、「いつも使っている」家庭グッズである。
 
停電の必需品、ローソク、懐中電灯、ラジオ。
昭和人は、そんなことを連想するのではないだろうか。

私が懐中電灯、ラジオをいつも手元に置き始めたのは、2011年の東日本大震災がきっかけてある。
 
もともとラジオ小僧だったから、子供の頃は、ゲルマラジオを作ったり、アマチュア無線の免許を取ったりした時期があった。
 
Himajin、Jisanmanになってからは、子供の頃にやっていたことが、自然といつもの生活の中に復活した。
 
わが家にはたくさんのラジオ、懐中電灯が行く先々にある。(笑)
 
懐中電灯は東日本大震災を機に、設備投資(?)の好きなカミさんが家のそこここに置いた。
 
ワンコ先生との散歩用、夜中のおしっこタイムの時の枕元携帯ポケットライト・・・。
部屋ごとに1個、階段付近にも1個。
そんな見当である。
 
今回の停電とは関係なく、懐中電灯は日々電池のメンテナンスもされ、生活の中にある。日が短くなるこれからは、意外に便利。
 
台風の時は、寝床ゲルマラジオは聞こえづらかったので、いつも持ち歩ていいる東芝のポケットラジオを布団の中で握りしめていた。

停電の初期は、手を伸ばせばそこにある懐中電灯が大いに役に立った。
 
生活の中で、「いつも使っている」というキーワードの、ローテクな家電が災害時、特に、停電時は役立つのかもしれない。
 
台風真っ盛りの時間帯は、NHK R1、少し落ち着いてからは県内を網羅している民放のbyfmも頑張った。「いいね!」をあげたい。
 
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<今日は何の日>
1894(明治27)年の今日、庚寅新誌社から日本初の本格的な時刻表『汽車汽船旅行案内』が出版されました。福沢諭吉の勧めにより手塚猛昌が発行したものとのこと。
今日は、『時刻表記念日』です。
 
冊子の時刻表はとんとみませんが、検索サイトでルートを探すのはたのしいですね。
いつかは行こうという場所への旅行妄想をしていると、あっという間に時間が経ってしまいます。
 
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意外に役立ったもの(1)

2019年10月03日 | 台風15号(201909)
千葉県の地方紙、千葉日報によると、9月末までに県内の停電は全面復旧したようである。
最終収束までに、なんと21日間を要したことになる。
 
世の中がいつもの生活に戻ると今回の災害も急激に忘れ去られていくのだろうけれど、被害の復旧工事などはまさにこれからである。
 
何回かに分けて、今回の台風被害の中で、意外に役立ったものを書いてみたいと思う。
 
意外に役立ったもの(1)は、人の思いやり、配慮である。
 
停電となり、交通信号はすべて停止した。
たくさんの重大交通事故が起ったのではないかと思っていたけれど、私の知る限り交差点での事故は皆無だった。
 
かなり強引な運転をし、事故、トラブルが起きれば悪いのは相手のせいだ、とする風潮が多い世の中だけれど、停電中の交差点での動きを見ていると、大方の人は相手のことを慮った上で、きちんと自分を守ろうとする常識人が多いということに改めて気付かされ、ほっとした。
 
また、被災当初で行政からの情報が少ない中、自分たちのできることはやろう、困っているなら、うちのを使って、という地元の有力企業が多く、無償で水、氷、入浴などの提供をいち早くおこなってくれたのが印象的だった。
 
地域の交流、ご近所付合い、家族のかかわりもどんどん薄くなっている社会だけれど、人が生きていくってことは、人と関わること。
 
私のように人間関係不得手な者でも、誰かが慮ってくれているので、なんとかやっていける。
 
他人の気持ち、立場を理解することはできないけれど、まず相手の立場に立ってわかろうと努め、その上で行動すること。
 
日常でも大切な心がけだけれど、災害時など、困ったときは特に大切だと感じた。
 
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<今日は何の日>
1971(昭和46)年の今日、東京都八王子市で、毎月水曜日に自家用車の利用自粛・公共交通機関の利用を呼びかける「ノーカー運動」が実施されました。
日本初の「ノーカーデー」だったそうです。
その時のスローガンが「交通戦争一日休戦の日」
 
今日は、「交通戦争一日休戦の日」です。
 
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