まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

昭和が遠のいた感

2019年11月29日 | 日記

中曽根元総理が亡くなったというニュースが流れている。

少し前までテレビでお顔を拝見していたような感じがするので、もっとお若いのかと思ったら、100歳をこえているとのこと。
歳のことにも驚かされた。

1918(大正7)年のお生まれだという。

常に問題意識を持ち、自らの教養(今日の用事)と教育(今日行くところ)に努めた結果の100年間、36,000日余りだったのだろう。

100歳というとものすごい時間に響くが、おぎゃと生まれて、たった36,000回しかお天道様を拝めない。
正に、日々是好日である。

記憶に残る昭和を指導してくれた政治家は何人かいるが、中曽根さんはその中でも最後の人で、とても印象深い。

今や日本を代表する企業として立派に根付いた旧国鉄、電電などの民営化、行政改革など、目に見える良い仕事をされてきている。

日本が慢心により戦争に向かっていった時代に育ち、敗戦、復興、世界にも類をみない高度経済成長。
その戦後のゆがみにきちんと向かい合い、成熟経済に入った平成、令和までご意見番をつとめた。

死ぬまで政治家で、ほんとうに偉い人だったと思う。

昭和の時代の政治の親分さんたちは、今の職業政治家とはどこか違う。

角栄さんのように、お金がらみで失脚しても、悪い印象がない。それは政治を行うためにお金が必要で集金をしたけれど、私利私欲のためでなく、庶民の生活の中に結果がきちんと残っているからだろう。

昭和は、ほんと、遠のいたなぁ。

桜を見る会とかをめぐる低レベルな、私利私欲の議論。
その表面を取り繕うだけの言い訳の時間にも、税金で給与が払われているのかと思うと、とても寂しい。

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<今日は何の日>
今日は、『議会開設記念日』だそうです。
1890(明治23)年の今日、初の帝国議会が開かれたことにちなんで記念日に制定。

国会、きちんとやってよね、と思う昨今です。

コメント
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