まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

誰に向けたものなのだろう?

2022年04月05日 | 読経の日々

『小さなお葬式』というCMをこの頃よく目にするが、「これって誰に向けたものなのだろう?」と、ふと思う。

近頃はいつかは死ぬときがくるということを受け止められるようになったが、こんな自分に向けて、「みな飲んじゃわないで、ちょっとはお金を残しておかないと、残された人たちが迷惑だよ」と言っているようにも聞こえるけれども、残された家族等へ「お葬式は、シンプルにお安く、サクッといきましょう」と言っているようにも聞こえる。

お葬式という非日常の分かりにくい部分を、実際に先立つ費用という面で分かりやすく提示してくれるのは有り難いサービスではあるけれど、あまり安さやお得感、お手軽感を煽られると、順番でこれからフェードアウトしていく自分としては、なんだか日々生きている事自体が安っぽい感じがしてきてあまり良い気分になれない。

だいたいお葬式っていうのは、死んだ当人が心配する必要はない。生きている内に死んだときは、といくら考えてみても、まだ死んだわけではないし、先々実際に死んだその後はどうなるか自分にはわからない。

いざ死んでしまったら、もう生きていないのだから、そもそも心配はできない。

結局、生きている内は一生懸命家族や隣人を慮って今を生きればいい。死んでしまったあとの心配でお葬式代の保険に入ったりお金を残すなら、今を生きるために使った方がご利益がありそうだ。

お葬式は、残された生きている人たちの気持ちの整理の問題だから、その故人への思いの中で、できる範囲でやったらいいという話だろうと思う。

遺族がお葬式で借金をして後々ローン返済に追われるというんじゃお葬式の意味を成さないけれども、こういう非日常の気持ちの整理の部分までがパターン化、形式化され、金額で判断される社会ってどうなんだろう。

今風ではあるけれど、ちょっと寂しいと感じる。

 

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出雲崎(バーチャルウォーク 奥の細道コース)

2022年04月03日 | バーチャルウォーク

3月の#バーチャルウォーク Enjoy Walking 奥の細道コースは、累計
1,499.6km(2,142,299歩)歩いて、『46.新潟県の出雲崎』まできた。

ゴールまであと600kmあまりである。

3月は体調を崩したり、季節の変わり目のためか、血圧も安定せず歩数はのばせなかった。

年々季節の変わり目に体がついていかず体調を崩すことが多くなってきている。
歳だなぁと思う瞬間である。

出雲崎のあたりは、以前にバイクで長岡の河井継之助記念館を訪ねたおりにぶらついたことがあり、PC内には画像もたくさん残っていて、なんとなく情景も浮かぶ。

河井継之助の実家(記念館)にも、良寛さんが訪れたという記録が残っていたように思うが、出雲崎は、曹洞宗の托鉢僧良寛和尚ゆかりの地でもあったと記憶する。

出雲崎付近で芭蕉が読んだとされる

荒海や佐渡によこたふ天河

も現地をイメージできると、ぐっと身近に感じたりする。

昨年、6月22日からスタートした奥の細道コース。

なんとか1年以内にはゴールしたいと目論んでいるが、体調しだいかなぁ。

##

昨年7月封切り予定だったが、コロナで延期となった『峠 最後のサムライ』(河井継之助の物語)は、今年6月17日からの公開が決定したようである。

3回目の予防接種をして、しっかりマスクをして、これは劇場でみたいなぁと思っている。(^_^;)

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