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北朝鮮の後継者 つくられるイメージ

2010-10-06 23:22:11 | 報道/ニュース
  2日 NHK週刊ニュース


  キム・ジョンイル氏の正式な後継者が、三男キム・ジョンウン氏に決まった。
  朝鮮労働党指導部の写真から、座っている位置から党内で第五位に抜擢されたことがわかる。
  党の代表社会の映像では、父親そっくりのジョンウン氏の拍手の仕方、
  背広・軍服の中で父と同じジャージを着用していることで特別な存在とわかる。

  ジョンウン氏は20代後半と見られているが、ジョンウン氏の年齢について北朝鮮指導部は
  去年ごろから説明を変えている。

  静岡県立大学 伊豆見元教授
  「キム・ジョンイル総書記は2012年に70を迎える。
   新しい指導者は30歳と一緒に頭に浮かぶ。
   これが代を継いで権力・権威・革命の伝統が継承される印象を国民に与える。」
  ジョンウン氏の年齢は2012年に30歳にするための変更だと分析する。
  2012年は故キム・イルソン主席の生誕100年にあたる。
  この年、キム・ジョンイル総書記は70歳、キム・ジョンウン氏は年齢を変更すれば30歳
  いずれも“切のよい数字”になる。

  歴史を変える作業はキム・ジョンイル総書記が故キム・イルソン主席の後継者になったときも
  行われた。
  去年、朝鮮中央テレビ
  「キム・ジョンイル将軍がペクトゥ(白頭)山の精気を抱いて誕生された。
   キム将軍の兵士としての生活はペクトゥ山で始まり、生まれて初めて手にとられたのは
   母親の銃だった。」
  北朝鮮はペクトゥ山を“抗日パルチザン闘争根拠地”があった場所としている。

  伊豆見教授
  「作られた神話で大きいのはペクトゥ山。
   キム・ジョンイル総書記が生まれ、キム・イルソン主席が抗日戦争をやっていた、と。
   実際はその時期にキム・イルソン主席はペクトゥ山にいたのではなく、ソ連に逃げていた。
   キム・ジョンイル総書記はソ連で生まれたわけである。」

  こうした神話が生まれたのは金・ジョンイル総書記のカリスマ性を高めるためで、
  ジョンウン氏も同じような神話がつくられるとみられる。

  伊豆見教授
  「まだ若いジョンウン氏が先頭に立ち重要な仕事をしていくことになるので、
   第一に重要なのは能力の高さ、ある種の天才性が必ず言われるだろう。
   革命に対して献身する姿勢ではるかに人を上回っている,
   りょうがしていることを宣伝しなくてはいけない。」









  






  

  
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