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世界が歓喜した チリ救出劇

2010-10-17 22:51:23 | 報道/ニュース

  16日、NHK 週刊テレビニュース


  12日に始まった救出作戦。フェニックスと名づけられたカプセル。
  作業員は69日ぶりに家族との再会を果たし、22時間後最後の一人ルイス・キャロルさん救出。

  今回の救出劇に1000人を越える報道陣が駆けつけ、軌跡の瞬間を世界に伝えた。
  その過酷な生活を乗り越えた33人の作業員。
  家族との絆が69日間に及ぶ地下での生活の大きな支えとなった。

  アリエル・ティコナさん(29)
  落盤事故から40日目、妻が女の子を出産。
  赤ちゃんの名は“エスペランサ(希望)”。ティコナさんの提案だ。
  パブロ・ロハスさん(45)
  大学の医学部で学ぶ息子のミッチェルさんのために鉱山で働いている。
  ロハスさんとミッチェルさんは電話や手紙で何度もお互いを思いやった。
  マリオ・ゴメスさん(63)
  最年長のゴメスさんは、妻と40通以上の手紙を交わした。

  落盤事故が起きたのは8月5日、取り残された33人のてがかりはなかった。
  事故から17日後、掘り進むドリルの先にメモ書きで
  「我々は生きている。33人全員シェルターにいる。」
  もう1枚、別の手紙は最年長マリオ・ゴメスさんが妻にあてた手紙だった。
  「愛する妻へ 私は大丈夫だ。もうすぐ出られると信じて待っている。」

  事故発生18日後、地下700mと地上を結ぶ通信回線が設置され、
  作業員たちが肉声で地下の様子を伝えてきた。
  家族たちは現場近くに集まり、地下に届ける手紙を書き始め,
  この様子が地下に伝えられた。
  作業員たちは駆けつけた大統領に一刻も早い救出を訴えた。
  当初救出のための穴を掘るのに4ヶ月ほどかかる見通しだったが,
  精神面の影響を考えてすぐに彼らには伝えられなかった。
  鉱山で50年働いてきたマリオ・ゴメスさんにとっても
  気温30度をこえる地下の暮らしは過酷だった。
  妻のリリアネットさんは現場近くに設けられたキャンプで寝泊りし作業を見守り
  夫への手紙を書き続けた。
  現場付近は夜には0度近くに気温が下がる日々が続いた。

  事故発生後65日後、当初クリスマスまでかかると見られた作業は、
  懸命の努力で作業が進み、救出用のたて穴が貫通した。
  マリオさん夫妻がやりとりした手紙は40通以上。
  妻の最後の手紙には救出の無事を祈り愛用のブレスレットが添えられた。
  救出されたマリオさんの左腕にはブレスレット。
  マリオさんは急性肺炎と診断されたが大事には至らなかった。

  救出された作業員33人は、日本時間の16日の朝までにほとんどが退院した。
  映画化の話もあり作業員たちはTV局から出演以来が舞い込んでいるが、
  ある作業員は英雄視されることに対し、
  有名人としてではなく鉱山作業員としてみてほしいと話している。

















  



















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